2006-05-31 [長年日記]
■からくりサーカス 最終回
フェイスレスの最後の「仕掛け」は、『Q.E.D.』の『凍てつく鉄槌』に通じるものがあるなぁ、と思った。
何はともあれお疲れ様でした、と。
■盤上の四重奏
色々と問題のリリカル・ミステリー。
トリックやら仕掛けやらはおいといて、文章の持つ「読ませる力」はあるよなぁ。
キャラクターの配置から大体の構造が予測可能だという欠点が在るようでいて、逆に自覚的に利用しているような感じさえある。
「このキャラクターは○○だと思っていたけどここで退場しちゃうのか? あれ?」とか思っていたらしっかりと最初の目論見通りの立場で再登場。という感じ。
さてこれで、『白い花の〜』を読み返すことにしようか、と思った。後でもう一度読もうと思っていた作品でもあるし、ちょうどいいタイミングか。
■ニートについてあまり考えもせずぼそりと一言
「ニートが社会問題だ」などと"自分の頭で考えもせずに"叫んでいるお偉い方々の方が、ニートよりもよっぽど問題なんじゃないか?
■梶浦由紀っぽくないのに梶浦由紀だ
不思議不思議。
梶浦由紀節全開! って感じでもないのに聴いていると「あぁ梶浦由紀だ」と思える不思議。
結構気に入っている。
で、↑を買って Amazon のマイストアに出てきたのが、
これ。
なんでだろうと思ったら.hack//Rootsの OP と ED なのか。
■無限論の教室 最後に
さて、可能無限については先日のエントリで心残りはないけれど、
については最後に一言だけ。
この人、無限級数の和の定義が――もっというと定理ではなくて定義だってことが――分かっているのかな?
何の断わりもなく無限級数の和を論じている時にはコーシーによる定義を暗黙で使っているけど、コーシー以外にも無限級数の和を別の形で定義した数学者がいるってことも知っているのかな?
という疑問を持った。