過去の日記

2006-05-13 [長年日記]

ぢとじ 天と地 [徒然]

電子辞書の売場を巡っていた。
これ

シャープ 電子辞書 PW-S7200 (46コンテンツ, 多辞書モデル, コンパクトサイズ)

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  • 出版社/メーカー: シャープ
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の実機が見たかったからなのだけどみつからない。
それはさておき販促ビデオでこんなクイズが。

地獄のよみがなはどっち?

  1. ぢごく
  2. じごく

もちろん正解は2なのだけど……何でだ?


ぱっとすぐに判るのは、地獄は仏教の六道の一つだということ。地獄、畜生、修羅、餓鬼、人間、天。六道輪廻の言葉の通り、六つの迷界を流転するわけだ。
ここで気がつくのは地獄と天は対立概念でも、階層をなす概念でもない*1こと。地獄は、天地という対立概念で考える必要はないって事だ。だから、「ぢ」である必要がないってことが判る。
言うまでもないことだけど、天国-地獄という対立概念はキリスト教と共に持ち込まれたもので、hell,inferno の訳語として仏教の地獄が充てられたわけだ。けれども、仏教での天界は迷界の一つだから、heaven, paradise には充てられなかったってことかな?


てなことをつらつらと外出しながら考えていたのだけど、家に帰ってざっと調べてみると、じつは[zi]の音韻は[じ]と書くのが普通で、[ぢ]と書く方が"例外"の様なのだ。
こんな時、なんて言ったらいいのでしょ〜うか?

下手の考え休むに似たり

*1 自信なし。欲界と色界との間には階層がない(と思う)のだけど、欲界の中,色界の中には階層があるようでもあるし。