過去の日記

2006-05-04 [長年日記]

ゆうがたクインテット ツィゴイネルワイゼンから…… [music]

"ツィゴイネルワイゼン"の前奏から"ずいずいずっころばし"って……。
むずかしいギャグだなぁ。

味楽る!ミミカ [anime]

すげぇ!
頭がとろけそうな演出。
"きんぎょ注意報"以来の快挙かも。

no title


追記 (2006/9/30)
しかし、ただこれだけの記述で検索から訪れる人が多いというのも、ちょっと気が引けるので、追記。
押井守が、『ミニパト』 → 『立食師列伝』 ときて、アニメに実写の手法を取り入れる、という手法を確立した。

アニメは歯切れ良く作れる。いらない情報は捨てられる。しかし情報量は決定的に不足する。一方で実写は、情報量は多い。だが不要な情報も圧倒的に多い。
(立食師列伝 コレクターズセット 特典 から asin:B000G1VK0M)

立食師列伝は実写の画(え)をアニメとして動かしているわけだけど、それはあくまでアニメであると言える。
さて、上で『"きんぎょ注意報"以来の快挙』と書いたのけど、"きんぎょ注意報"が漫画の手法(俗に言う漫符)をアニメに取り入れた作品だったから。
顔に浮き出る(いわゆる)青筋や汗。あるいは、縦の平行線。
で、『味楽る!ミミカ』ってのは、アニメの手法を無視した動画をやってしまった。それは押井守が『イノセンス』の作画に要求した、人形の動きに通じるものがある。
右手を挙げれば、同時に頭や、右の脇、左の肩も動く。動画マンは、まずそれを教えられる、という。それを無視して、右手――というか右肩よりも先だけを動かす、ということを押井守は要求したらしい。
まぁ、それは人形を表現するための手法なわけだけど……。ところが『味楽る! ミミカ』は、そのような演出上の希求なしに、アニメ的な動画の約束事を反故にしてしまった。
右手を動かすのに、右手だけをくるくる回す。そんなペープサートの様な――『ミニパト』と同じような動画を、思いっきりアニメ的な絵でやってしまう。
その辺が「快挙」だと思うわけだけど……。しかしながら、このエントリを書いてはや5ヶ月、『味楽る! ミミカ』の本編(? 月曜日から木曜日までの放送のこと)を観たことは、一度として、無い。