2006-04-25 [長年日記]
■H.264って
MPEG-4 AVC という標準化がされているのに、そう書かない理由はなんだろう?
MPEG-2 と並べて書くなら H.264 よりも MPEG-4 AVC の方が収まりが良さそうなのに。
参考・関連
H.264 - Wikipedia
prima materia diary - メモリースティックDuoに録画してPSPで見る
■こどものためのドラッグ大全
p56
「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」というポスターはきわつけの洗脳ポスターだ。それに、この強烈なコピーのせいで、覚醒剤依存症から立ち直ろうとしているひとたちが、「非人間」扱いされることにより、かえって社会復帰を妨げられている、という皮肉な事態も起きている。
p57
「怖いぞ、怖ろしいぞ」とあまりに煽りすぎて、じっさいにちょっと手を出したひとが「なんだ、警察や世間でいわれているほど恐ろしくない」と思って油断し、次第に深みにはまり、だんだんとやめることが難しくなっていき、知らぬままに妄想に支配されて犯罪をおかす、という盲点や罠を見事に作り出している。
理論社YA新書*1には他にもいくつか気になる本がある。
極めつけはこの本だった。
とにかく、正確な情報を日常的に目にすることができない。
どんな種類の薬が、どんな作用があって、どのぐらいの依存性があるのか? とか。
合法/非合法だって時代と共に変わってくる(シャーロキアンなら知っていることだ)。
「アダルト・チルドレン」がアルコール依存症の家庭で育った子供に問題が発生する、という事例に対する用語だということをちゃんと認識している人はどのぐらいの割合なのだろうか?(この本の中ではアルコールや煙草もドラッグの1つとして扱われている)
「恐ろしいもの」といって遠ざけるのではなくて、正しい知識を身につけることも、身を守る手段のはずなのに……。
ということで読むために買ってきた。
同じ叢書で他に気になった本
*1 YAはヤングアダルト。ターゲットとする読者層が中学生,高校生あたりの本のこと。図書館,出版用語と思っていい。元は心理学用語だっけっか。大人(アダルト)として扱われる年代の最も若い(ヤング)層という意味だったと思う。