2006-04-24 [長年日記]
■ISBN規格改定
来年以降、13桁になるんですね。
せどりの限界に挑戦!かぴぱら堂業務日誌 - ISBN規格改定
昨年5月の時点で発表されていたのか。知らなかった。
最終決定――制式採用が昨年5月のことで、改定の話自体は何年も前からあったんですよ。
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ワークグループの"終了"が2005年
13桁になるというか、EANコード(日本だとJANコード)の方が、ISBNコードということで制式に扱われるようになるということです。
今でもISBNの記述の他にJANコードがバーコード印刷されていますよね。JANコードの頭3桁,"978"が bookland という仮想の国*1に割り当てられていて、そこにISBNをつっこんでいただけ*2だったんですね。
ワークグループで議論されている間は、ある本が他の言語で訳された時にISBNコードで判別できるようにするとか、改版の情報もISBNに入れようとかあったみたいだったんですが、どうなったのかなぁ……*3。
せどらーの人に。
ISBNがシールで隠れていて読めなくても、JANコードの番号が読めればISBN(のチェックデジットを除く部分)は判ります。先頭の978と、末尾のチェックデジットを省けばいいんです。ちなみに……ISBNの先頭4は日本に割り当てられた国番号。和書ならばISBNは4で始まり、JANコードは9784で始まる。ISBNの入力で先頭4とチェックデジットを省くことができる携帯チェッカを使っている人は、覚えておくべきです。
……というかこれは常識?*4
追記(2006/11/14)
2007年1月1日以降、書籍には現行の「"ISBN4"で始まる10桁コード(ハイフン付)」という文字が印刷されない。かわりに「"ISBN978-4"で始まる13桁コード(ハイフン付)」という文字が印刷されるようになる。要はJANコードに「"ISBN"という文字」と、「国記号(4のこと),出版者記号,書名記号,チェックディジットの境を区別をするためのハイフン」を付加して、新ISBNの表記とするということ。新旧ISBNで末尾のチェックディジットの計算方法が異なる。もちろん新ISBNのチェックディジットは、JAN/EANコードに準じた計算方法に他ならない。
現行、ISBNの文字("ISBN4-〜")の印刷はOCRでの可読なフォントが定められており、必ずその様なフォントを使用しなければならない。2007年1月1日以降はその制約はなくなり、「目視可能な11級以上」という条件で自由な書体で印刷できることになる。
バーコード印刷は現行と変化はない。ただし海外向けに印刷する場合はJANコードの2段目は印刷されない(調べてはいないが現行もそうなっていると思う)。
追記(2006/11/21)
出版者記号は、
このあたりをどうぞ。ちょっと古い資料だけど。
一次資料をどこから取ればいいのかは私は知らない。
追記(2006/12/12)
AmazonのASINは、ISBNと関連がないもの*5に変更される様だ。
ECSの機能としてISBN→ASINのマッチングが追加されるらしい。
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/network/help/t4/a5
(アソシエイトIDでのログインが必要)
この diary で使っているのも手直しが必要かなぁ。当面は、Amazonの商品画面でASINを確認すればいいのだけど。
追記(2007/1/30)
結局、今のところASINは旧ISBN等しいので一番簡単な解決方法にしてしまった。