過去の日記

2005-12-22 げんしけん, 「景気が良い」を定義せよ [長年日記]

げんしけん 7 [comic][novel]

いや わたしらマンガのキャラじゃないし

……前に山本弘さん(?)が何かの雑誌(映画秘宝だったなぁ?)で紹介していた小説を思い出した。
遠い昔に読んだあらすじを思い出しながら書くことになるので、はなはだ不格好ながら箇条書きで。

  • なんかよく判らないが主人公が小説「白鯨」の世界に入ってしまう。
  • というわけで「白鯨」の主人公(?)エイハブ*1と出会い、主人公がエイハブと行動を共にする(?)。
  • そんな中「白鯨」という小説をよく知っている主人公がエイハブに言う。「あなたは小説の登場人物なんです。この先起こることは私は読んで知っているんです」と。
  • ところがエイハブは問い返す。「君自身が別の小説の登場人物でないと、君は断言できるのか?」と。あるいは「君自身が実は別の小説の登場人物で、その小説を読んでいる読者が君のことを『小説の登場人物』と思っているのではないか?」というような感じだったかもしれない。

事実、エイハブが指摘した通り、主人公は別の小説の登場人物なわけだが、このメタな構造によって、この小説を読んでいる読者の方が「『白鯨という小説に対してのメタな、読者としての視点を持っている主人公』に対しての、メタな、読者としての視点を持っている存在」となってしまって、系に繰り込まれてしまうという怖さ。
とまぁ、このようなことが書いてあったと思う。
誰か、このお話の出典元や、この小説が何かが判る方、ツッコミ or トラックバックください。


もともとげんしけんはメタコンテンツ的な面白さに溢れる作品だから、こういうメタな構造を持つ台詞が映えるなぁ。

げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 木尾 士目
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売: 2005-12-22
  • ASIN: 4063211746
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

ベジェ曲線 教本 [tech][book]

ベジェ曲線って使いこなせない。まぁ、使いこなさなければならない立場ではないけど、でも身につけてみたい。
で、なんか無いかなぁと思ってたら、

イラレパズル―Illustrator図形おえかき学習えほん

  • 作者: ヤマサキ タツヤ
  • 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
  • 発売: 2003-02
  • ASIN: 4844356798
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

イラレパズル

という本を見つけた。
これは楽しそうだ。

eBayアカウント削除の続き [etc]

20051221.html#p03

の続き。
サポートからe-mailが届く。「全部のデータが消えて、新しいアカウントを取ったとしても見ることができなくなるよ。いい?」という様な内容。
削除手続きを続けてくれ、とメール返信。


eBay Japanでアカウントを登録していた人は、その人の個人情報がeBay(US)のDBの中に残っている(すくなくとも2005年3月時点では残っていた)。
それについて"気持ちが悪い"と感じる人は、eBay(US)の方でアカウントを活性化してから削除手続きを取った方がよいだろう。

「景気が良い」を定義せよ [etc]

「景気が良い」とはどういう状態のことを言うのでしょうか?
言葉のイメージに頼らずに、「何が」「どういう状態にある」ことを「景気が良い」と呼ぶのか、という質問に答えることができますか?


というようなことを自問したことはありますか? というエントリであって、私が回答を書くこともないでしょうし、コメントやトラックバックで回答を書いていだだく必要もございません。

*1 「白鯨」の方も未読なのですごい困る。本当は彼を主人公とするべきか? てな話もあるかと思う。「白鯨」といえば、「モウビィ・ディック」と「エイハブ」という短絡的な知識だけで書いている点についてはご容赦を。