過去の日記

2005-11-19 おそるべし名犬チーズ, オレオレ証明書の区分 [長年日記]

バグや障害のないシステム [hatena]

バグや障害のないシステムが作れない理由を証明/説明しているサイトを教えてください。
http://www.hatena.ne.jp/1132145821

感覚としてなんとなくでも判るレベルまで表現を落とせなかったか……。
例えば、メモ帳のテスト。

  • 全ての文字を入力してみる
  • 全ての文字が画面に表示できているか目で確認する
  • 明朝だろうとゴシックだろうFixedSysだろうと表示できないと……

全部できますか? って話。
(追記)
いやいや、こんな例じゃ駄目だな。
この様な全網羅テストなどナンセンスだから、境界性などを考慮して「テストするべきポイント」をテストケースとして抽出することで、システムの確認をする。この「するべき」がくせ者で、テストの完全性を証明することは絶対にできないし、経験的にはテストケースが大きくなればなるほどシステムは複雑になる。
同じシステムを目的にしていても、完全性を目指すためにテストケースを大きくするほどシステムの系も大きくなってしまう――うん、数学的にはともかくテストケースもまたシステムの系の一部だと考えた方が経験的にはしっくりくる。
その様な複雑さの上昇を押さえるために色々な手段・手法が考えられ、時代ととおもにプログラミングのパラダイムも変化しているのだけど、結局それらの手段・手法も――皮肉にも――システムの系を肥大化させる性質を持っているのはないか?


ただこの質問者、自分の頭で考えようとしていない――想像しようとしていない節もあるなぁ。

一番下の方向で、人為的なのを機械的にカバーする方法までつっこんで議論しているものがあれば

でもその追いかけっこを今度は人がカバー、というか

の2つだけで無限の階梯を作り出せるわけだし。

アンパンマンにみる名犬チーズ と フェイズIV [anime][movie]

フェイズI
「キャン、キャン、キャン!」
「どうしたんだい? チーズ」
「ジャムおじさん、きっと何か大変なことがあったのよ! そこに連て行ってちょうだい、チーズ」
「キャン!」
退場するチーズ。ついていくジャムおじさん・バタコさん


フェイズII
「キャン、キャン、キャン!」
「どうしたんだい? チーズ」
前足で話を作るチーズ。ばいきんまんの仕草をまねた後、苦しそうな表情をしながら前に倒れる。
「ジャムおじさん、きっとばいきんまんが現われてアンパンマンに大変なことがあったのよ! アンパンマンの所に連れて行ってちょうだい、チーズ」
「キャン!」
退場するチーズ。ついていくジャムおじさん・バタコさん


フェイズIII
「キャン、キャン、キャン!」
「なんだって? ばいきんまんが現われて○○(←地名でも人名でも可)が大変なことになっている!? バタコや、すぐに出発の準備じゃ」
「ハイ!」
アンパンマン号に乗り込むチーズ・ジャムおじさん・バタコさん。


フェイズIV
……。


SF映画の隠れた逸品でもある、原題「PHASE IV」こと、

戦慄!昆虫パニック [VHS]

  • 監督: ソウル・バス
  • 出演: ナイジェル・ダヴェンポート
  • ASIN: B00005IOGP
  • 発売: 1985-11-04
  • amazon.co.jp詳細へ

を知らないと通じないネタではあるが……。
なんか知らないうちに、チーズが普通にジャムおじさんやバタコさんと意思疎通ができるようになっていてビックリした、という話。


追記
PHASE IVについてはこちらあたりを……。

prima materia - SF horror movies ... PHASE IV

製版再び [hatena]

フォトショップ写真加工について質問です。
下記URLを見て下さい。写真にリアル感が無く、絵のような雰囲気がします。
また、アメリカの雑誌独特のカラーバランスとレトロテイストが感じられます。
どの様にすれば同じテイストを表現できますか?
http://www.hatena.ne.jp/1132302236

こちらには良回答が集まっている様だ。
欧米では黄色を強くする画像を好む様だ。なるほどそれなら「アンティークな雰囲気になる」という表現も納得がいく。


これから書くのは印刷の素人の勝手な独り言。
印刷された写真と(いわゆる)生写真との決定的な違いは色分解の工程があるかないか。


印刷では一度CMYKの4色に色分解してそれぞれの版を作る。で、それを1枚の紙にそれぞれプリントする。そうやってカラーの印刷物ができる。だから印刷されたものをよーく見るとそれら4色のドットの集合なだけだ。この時にどれか1色でも印刷時にズレが生じると、印刷物全体の色がおかしくなってしまう。それが版ズレ。
写真プリントだって結局は似たようなものではある。フィルムの粒子がそれぞれの色に感光するようになっていて現像するとCMYの発色になる。それらはRGBの補色なわけで、普通の人が使っているフィルムを現像するとネガ画像になるのはそのせい。写真を趣味にしている人やプロが使うフィルムでリバーサルフィルムというのがあるが、それは現像するとRGBの発色になりポジ画像になる*1。どちらにせよ、プリントの際にそれぞれの色を分解するという工程がない。


今回参考にしたページ。

broken link
リバーサルフィルム - Wikipedia

*1 なんでこちらが普通じゃないかというと、プリント時の露光補正が難しいから。正確な知識と腕が必要なわけだ。