2005-11-18 トラブルカフェ大団円, カラープルーフ [長年日記]
■カラープルーフ
アメリカの雑誌は、どうしてか写真に何処となくアンティークな感じの質感があります。
日本のファッション誌とアメリカのファッション誌では写真の加工方法が違うのでしょうか?
フォトショップ等を使って質感を調整しているのでしょうか?
教えて下さい。
http://www.hatena.ne.jp/1132252631
フォトショップ写真加工について質問です。
下記URLを見て下さい。写真にリアル感が無く、絵のような雰囲気がします。
また、アメリカの雑誌独特のカラーバランスとレトロテイストが感じられます。
どの様にすれば同じテイストを表現できますか?
http://www.hatena.ne.jp/1132302236
質問に「アンティーク」「レトロ」とあることからおそらくは判っていると思うのだけど、製版や印刷にコンピュータが導入される以前から続くアメリカの雑誌の雰囲気を出したいのだろう。
だとすればこの質問は、なぜその様な雰囲気があるのかについて、製版,印刷,出版の方面からの説明を先に求める方が自然。
その上でフォトレタッチでどうすればいいか質問する方が近道だと思う。
さらに回答にコメントが無いため、質問の意図から遠ざかっているのか近づいているのか全然判断できなくて困惑。
実は http://www.hatena.ne.jp/1132252631 の1.の回答は読む人が読めば非常に参考になる情報だと思うのだけど、コンピュータ畑の人(私を含む)には何が書いてあるんだかよく判らない。
要するに、日本では本来印刷する紙に印刷してみてその上で校正(もちろんここでは色校正を含む)を行うというのが主流で、アメリカでは印刷機を使わないで校正するのが主流だという話みたいだ。
だからここでいう、アメリカの雑誌独特のテイストっていうのは要するに色校正の工程の差から生じているのだろう、ということが1.の回答から読み取れる。
もしかしたら色校正がかなり適当なだけなのかも(本当の所は判らないけど)。
平台校正については
を、オフプレス校正については
を参照した。
結局版ズレの精度の問題ではなかったのね。独りよがりな回答をしてすみませんでした。
■比喩の危険性
chaos で思い出した。
「蝶のはばたき」という比喩は、
判りやすい比喩の方が広まってしまって、その比喩が本質に取って代わってしまう危険性
の発露かしら、と。
カオス理論という言葉を聞いたことがなくても"蝶の羽ばたきが嵐を"の比喩の方なら知っている、という人、なんかいそうだなぁ。
■改めてSEOって生ものなのだなぁ、と
古い記事へのトラックバックになってしまうのだけど、興味深く読めたし、表題の様に改めて感じたので。
などと言いつつもエントリタイトルの方(プリズナーNO.6)に強く反応してしまったのは内緒。
特定キーワードで新規サイトが上位表示されない現実を検証しないで、フィルタなど存在するはずがないと豪語する者。
Sandbox Effect - 砂箱のプリズナーNO.6 :検索エンジン考古学 ::検索エンジン三国志
スパムをやっているから順位が上がらないと、紋切型のコメントで失笑を買う半可通。
意図したかしなかったかは別として、なぜGoogleはこのような不具合を放置しているのか、という天動説的愚痴不満。
人力検索はてなでもSEO絡みの質問がよく挙がるけど、実際のところそれに正しく回答できる人はいないわけだし、また、非常に良く研究していて正解の近くまで辿り着いている人ほどSEOについて気軽な回答はしないんだろうな、と思っている。
様々な因子がせめぎ合っている――誤用だと半ば確信してこの言葉を使うのだけど――chaos な領域だということに自覚的なはずだから。
■製版
アメリカの雑誌は、どうしてか写真に何処となくアンティークな感じの質感があります。
日本のファッション誌とアメリカのファッション誌では写真の加工方法が違うのでしょうか?
フォトショップ等を使って質感を調整しているのでしょうか?
教えて下さい。
http://www.hatena.ne.jp/1132252631
4色製版の時の精度が悪くて版ズレしてしまっているのでないだろうか?
あるいは4色製版ではなくて3色製版が主流だとか?
すでに集まっている回答に期待ということで、これはメモ代わりのエントリ。
■さりげなく
アップルのiMac G5欲しい!