過去の日記

2006-03-27 [長年日記]

ライアー・ゲーム ≠ 嘘つきのゲーム [comic]

題名のインパクトはあるけど、「嘘つきのゲーム」とはちょっと違うような。
「うまく嘘をついた者が勝つ」というよりは「嘘を見抜いた者が勝つ」ゲーム。見抜いた上でそれを上回る嘘(=勝つ手段)をつく必要はあるけれども、絶対的に必要なのは「嘘を見抜く」能力の方だと思った。

LIAR GAME (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

  • 作者: 甲斐谷 忍
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売: 2005-09-16
  • ASIN: 4088768558
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

LIAR GAME (2) (ヤングジャンプ・コミックス)

  • 作者: 甲斐谷 忍
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売: 2006-01-19
  • ASIN: 4088770242
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

2巻の最後、小数決ゲーム*1で残り4人の状態で、最初に1票入れてしまうという手段。囚人のジレンマの変奏曲だな、と思った。
だけど、勝利に至る手段はあらかじめ仕掛けられた、「嘘」。


追記
「囚人のジレンマの変奏曲」と表現したけど、本質は全く違う。
囚人のジレンマは「系に属する全員が『系の最善』を目指して行動すれば『個の最善』を得られる、という論理的な状況にあるにも関わらず、人間の心理が必ずしもその論理的な最善の行動をとるとは限らない」と言い換えられる(あってるかな?*2)。
ライアー・ゲームはそもそも、全員が「個の最善」を目指すゲームなので、「系の最善」なんて要素を持ち出すこと自体無意味。


追記
ところがところが3巻になって「系の最善」が出てきたよ……。
↑の追記での論議は半端だったものの方向としては間違ってなかったな。とあとになって思う。

NEXT LEVEL [music][anime]

NEXT LEVEL

  • アーティスト: YU-KI[TRF],藤林聖子,ハイ島邦明,渡部チェル,TVサントラ
  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売: 2006-03-23
  • ASIN: B000E42PF0
  • メディア: CD
  • amazon.co.jp詳細へ

結構いい詞。仮面ライダーカブトの主題歌としては、ということだけど。

鋼の錬金術師 13 [comic]

鋼の錬金術師(13) 初回限定特装版 (SEコミックスプレミアム)

  • 作者: 荒川 弘
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売: 2006-03
  • ASIN: 4757516193
  • メディア: コミック
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あ、特典のトランプ、まだ見てないや。
本編は……もうちょっとテンポよく進んでも良さそうなのに? と思った。前巻が結構進展あったからちょっと緩めたか、それともシャオメイをもう少ししっかりと描きたかったか。

なんとなく門井亜矢 [comic]

……本屋で3冊たまたま並んでいたのが目についた。
特に好みの絵というわけでもないし。読んだことがないからどんな内容なのかもわからないし。
でもなんとなく買った。

天然女子高物語 (1) (まんがタイムKRコミックス)

  • 作者: 門井 亜矢
  • 出版社/メーカー: 芳文社
  • 発売: 2006-02-27
  • ASIN: 483227564x
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

ヘブンズゲイトPINK (GUM COMICS)

  • 作者: 門井 亜矢
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売: 2006-03-25
  • ASIN: 4847035461
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

ヘブンズゲイトBLUE (GUM COMICS)

  • 作者: 門井 亜矢
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売: 2006-03-25
  • ASIN: 484703547x
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

*1 Yes・Noで答えられる質問に対して、より少数のグループが勝ち残る、というゲーム。

*2 あってない。オリジナルの囚人のジレンマは全く逆である。ただしパラメータをいじればここで挙げた様な性質を持った問題にもなりうる。