2006-01-09 リベリオン [長年日記]
■ディストピア
昨日、
ある社会,組織,コミュニティの中で、それに参加し利益を享受しているという理由から、批判が許されないとでも? それは、典型的なディストピアでは?
なんて書いたけど、「リベリオン」は典型的ディストピアを描いた作品でもある。
……考えてみたけど、ディストピアをテーマにした映画ってほとんど見ていないな。
ディストピアをテーマにしたTRPGといえば「PARANOIA」だろう。
舞台設定もparanoiacなディストピアだし、それだけにとどまらずプレイスタイルも普通のTRPGとは違う、paraniacなプレイが要求される。
紹介文とかを見ている分にはものすごい強烈な印象を残してくれる。
■リベリオン
先週売りのサンデーの巻末。
作家への質問。「昨年観た映画の中で一番面白かった作品は何ですか?」
焼きたて!! ジャぱん の橋口たかし先生の答えは……、
だった。
思わず喝采してしまった。確かに以前もとりあげて誉めていたけど、まさか「昨年観た映画の中で一番」に挙げるとは。
なんとなくもう一度見たくなって借りてきた。
アクションは格好いいのだ。しかも独創的。前にどっかで見たような画だなぁ、ということがない。
チャンバーに弾丸が入っている状態で組み手をするなんて、そんな馬鹿な——これは褒め言葉——アクション、誰が考えたんだろう。
ストーリーは、前回見た時には華氏451のパクリじゃん、ぐらいにしか思わなかったのだけど、今回見ると……意外なことに1回目よりも面白く感じた。
ストーリーの行く末を知った状態で見ているから、細かい演技,表情に意味を見いだすことができる。
1回目に見た時よりも評価が高まった。
これは「面白い映画」の必要条件だ(十分条件ではないが)。