2008-04-09 [長年日記]
■再販? 再版?
ちくまがやっているようなことを、各出版社が積極的にやるようになっくれればいいのに、とは思います。
電子書籍だけでなく、古本の取り扱いも出版社がするようになったら面白いのかもなんてことも思いました。絶版本も電子書籍や古本で販売しながら、場合によっては再販もするとか。自動車会社が中古車の販売も手がけることもあるし、まったくありえない話でもないとは思うけど難しそうです。
2008-04-08 - Log of ROYGB
出版社にとって怖いのは"再版しても売れない"って事態なわけで、それよりは"よりたくさんの種類の本を出したい"っていうのが出版社の――大小に関わらない――願いだと思うんですよ。
この点で本の買い手*1の願いと、出版社の願いが食い違う。
「六の宮の姫君 (創元推理文庫)(北村 薫)」か「朝霧 (創元推理文庫)(北村 薫)」のどちらかだったと思うのですけど、
出版社というものは本が売れたら"儲かった"とは思わない。"また次の本が出せる"と思うものなんだ。
という趣旨のことが書いてあったかと。
そこで話題にしたいのは、ちくま学芸文庫の復刊投票と、復刊ドットコムなのです。
ちくま学芸文庫 復刊投票2007 このページはいずれ消えるでしょうが……
あからじめ、復刊 or 再販 or 再刷 したらどれだけ売れるか? の予想が立ちさえすれば、ちゃんとそうしてくれる可能性は増すはずなので。(権利関係でそれができないってこともあるわけですが)
とりあえず復刊ドットコムはチェックして欲しい本は投票、と。
■単行本にならない原稿たち
それはそれとして、単行本に入らない原稿たちをどうしてくれようか、というのもあって。
小説じゃなくて漫画の方が多いはずで、私の場合はやまむらはじめさんの漫画が筆頭なわけだ。
なにがネックかというといわゆる版権モノというやつで、アニメやらゲームやらのちゃんと許諾を得たコミックアンソロジーに収録されたものたち。
これらが単行本に収録されたりすることは絶望的で、雑誌(雑紙)で保存することを余儀なくされている。
とりあえず個人用にということでスキャナは用意して、いずれデジタル化するだろうけど、それはあくまで個人的な複製。
これらを公に救出する方法って……ないよなぁ。
著作権者が作者だけじゃないから、っていうのが壁になるから。
■理系のためのフリーソフト ただしWindows版
(BK1内容説明より)
レポート・論文の執筆から研究発表まで、あなたの理系ライフをしっかりサポートしてくれる優れものフリーソフトを特選5本+定番16本ピックアップ。CD−ROM付きでインストールも簡単! Windows版。
……Windows版。そうなんだ。
■暗号化されていることと消去とは関係がないと思う
「消去できる」ではなくて「事実上読み出し不可能な状態にできる」ではなかろうか?
また同社のFDE製品に標準で搭載されているKey-Erase技術により、HDDを転用したり、修理に出したり、廃棄する際、迅速かつ安全にデータを消去できる。
Seagate、「自分で暗号化する」HDDを開発 - ITmedia News
詳しく技術情報を見ないと精確なところはわからんが。
*1 消費者とは呼びたくないなぁ。