2007-10-21 [長年日記]
■遠い町・ウクバール
というエピソードがウルトラマンガイアに出てくる。
幻想譚である。最後にガイアが出現する方が「無理がある」と感じるほどの。
ウクバールは仮想の古代文明の名前である。
というのはもちろん、ウルトラマンガイアの劇中の記述でもあるし、そしてこの世界でも同様。
ボルヘスの「伝記集」の一編に「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」というのがあるらしい(未読なので「らしい」)。
この一編がまた凝っていて、あらすじはwikipdediaに譲るとしても、すごく興味をそそられる。
読んでみたい。
ところでこのあらすじを見るとウルトラマンガイアのエピソードもまた、ボルヘスを下敷きにしているであろうことは想像に難くないが、そのような記述を見たことがない(様な気がする)。
今回これを繋いでくれたのは、新城カズマの「サマー/タイム/トラベラー」である。1の30ページ。
「遠い町・ウクバール」を見逃せない! このタイトルというコーナーで紹介していたのは、
だった。