2007-10-08 [長年日記]
■Amazonの古書って……
マーケットプレイス 1,100円なり
マーケットプレイス 13,068円なり
ISBNの印字があるかないかでこんなに値段が違うのか〜。ってオイ!
同じ本だよな……?
増刷されたときにISBNがついたんだよな?
手許にあるのはISBNがついてないほうなので判らんが……。起きてから読んでみたらわけ判らなんね。
Amazonの古書ってどういうふうにデータ作ったんだろ? (←データが重複しているのではないか? というのが問題でマーケットプレイスの値段は別に関係ない)
■加護女 3
"悪魔っ子する"の回が、あまりにも「まんま」なストーリーだった。
ホラーするよりもアクションする方が楽しく(面白く)なってきたかな。主人公がなんでもありな強さを持っているとホラーは難しいな。
■ストレスフリーの仕事術 GTD
本の存在自体は以前から知っていたが、買うつもりはなかった。
不意に思いもよらない本屋で目にしてしまった。
なら買うか、と思った。
結局、Getting Things Done を薦めるための、日本語で書かれたいい本ってないんだな。
オリジナルは翻訳が駄目すぎるのが痛いし、Lifehack PRESSはどこか違う*1。というか何か足りない感じがする。
多分、Lifehack PRESS → オリジナル翻訳 (→ オリジナル原書) → この本、という順番に読むのがよいのだろう。
それもこの本はある程度実践してみてから。
ひるがえって自分はと言うと、Next Actions List などを更新するのをさぼって1ヶ月半が過ぎ、あぁよくないなぁ、と決心して再び"最初のリスト作り"をやっている最中だった*2。
そんなわけでちょうど興味が出でいたタイミングでもあった。
で、Getting Things Done の考え方の正しさを改めて感じている今日この頃。
「自分の外に構築した信頼がおけるシステム」の存在は大きい。
やりたいな、買いたいなと思ったことは漏らさず書き留めておく。
それはいつかは Next Actions List や Someday/maybe に入るはず。
この「入るはず」という感覚。その確度が安心感の基になる。それが「信頼がおけるシステム」の意味。
p98
アイディアを浮かんだときにはかならず書き留めよう。それは、二度と思いつかないアイディアかもしれないから。
書き留めたところで「これで大丈夫」と思ったら、そのことはすぐに頭から追い出してしまえる。
スッキリする。
その感覚がどれほど貴重なことか。
p58
頭の中に預けっぱなしになっている、やりかけの仕事の数々はにっちもさっちもいかない状態で頭の中をぐるぐると永遠にまわりはじめる。
それを放っておくと……
p61
頭の中をいっぱいにしておくことによって、自分があたかも頭脳明晰で、仕事をたくさんやっているような気になることができるのだ。
となる。手厳しい。
p37
あなたが全体を見渡せば見渡すほど、目の前のことに集中できるようになる。そして目の前のことに集中すれば集中するほど、物事の本質が見えてきて、全体を見渡す力が増していくのだ。
p44
そうすれば、日々の生活の中で自分の決断に自信が持てるようになります。
なぜ、こういうことを人は受け入れないのだろう? 今までと同じやりかたにしがみついてしまうのだろう?
p64
仕事でも生活でも、私たちはみな、失敗するのではないかとか、うまくできないのではないかと思っていると、無意識に新しいものや良いものを遠ざけてしまう。
「成功するか判らない新しいこと」よりも「失敗する可能性が高い今までのやりかた」の方を選んでしまうのだな。
にも似たような「人は以前と同じやりかたで失敗することでストレスを減らそうとする」という旨の記述があったと思う(手許にないので引用できないが)。
(追記)p118「人の脳はストレスを感じると、すでに知っている方法によってそこから逃れようとする (略)うまくいかないことが起こると、同じことを"より一生懸命"繰り返す。それで解決することもあるでしょうが、まったく違うアプローチが必要なことも少なくない」
多分、これは真実だ。
特に会社の中にあっては「成功するか失敗するか見込みがつかないもの」よりも「どのぐらい失敗するか予想がつくもの」の方が好まれるように思う。そしてもちろん、失敗する。
こういうやりかたをしたらどうかな、と提案しても賛同してもらえないことがある。
プレゼンの仕方が悪い、話し方が悪い、適切に伝えられていない。
そんな風に考えて縮こまっている自分を感じることがあった。
でも今は、それがうまくいくものであっても「新しい」というだけで受け入れない人がいると感じている。
そういう人を相手にするためにはどうすればいいかとかもつらつら考えてはいるけど答えはでない。
もしかしたら、答えはないのかも。ストレスからの悪影響を回避するために人が作り出したシステムだとしたら……。
さて。
もしこのエントリを読んでくれた人がいたとしましょう(あなたのことです)。
読んでみて、何か思いついたこと、気になったことがありましたか?
それを書き留めましたか?
それを頭の中に入れたままでここを読んでいるとしたら――1秒後には忘れてしまっているかもしれませんよ。
(という締めの言葉を本を読んでいて思いついた瞬間、すぐにメモをした。今、そのメモを見ながら書いていることは言うまでもない)