過去の日記

2006-07-30 [長年日記]

近似画像 [hatena]

門外だけど興味はある。

二枚の画像が似ているかどうかを高速に判定するアルゴリズムを探しています。
http://q.hatena.ne.jp/1154183474

フーリエ変換とかウェーブレット変換で高周波成分をそぎ落としてマッチングする……とか?

数学とコンピュータ (「金融工学の悪魔」を読んだ) [book]

7年前の本と、ちょっと古め。でも奥付を見ると、発刊後2ヶ月間で5刷までいっているので結構読まれた本だろうな、と思った。

金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門

  • 作者: 吉本 佳生
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売: 1999-09-01
  • ASIN: 4535551871
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

内容はおいておく。7年前の本だということと、類書を読んだことがない身として正当な評価はできないということから。


でも後書きが振るっている。

大学で教えていると、簡単な算数・数学ができそうもない学生ほど、「金融を理解するにはパソコンの知識が必要だと思う」などと言って、私のところにやってきます。(略)
パソコンのハードウェアやソフトウェアの知識は豊富で、インターネットも表計算ソフトもかなり使いこなしていて、パソコンの授業のアシスタントができるような学生でも、ゼミで発表をさせると、基本的な統計の知識がないために、まったくまちがった経済データの解釈をしていることがあります。(略)このような学生は、表面上はパソコンを使いこなしているようにみえて、じつは、すっかりパソコンに翻弄させてしまっています。
つまり、どのような計算も、データの加工も、まず自分の手で計算・加工できることが基本なのです。コンピューターはその作業時間を短縮したり、計算ミスをなくすことはできますが、その使い手が内容を理解している範囲を大きく超える処理をコンピューターにさせることには、大変な無理があり、とんでもないまちがいを犯す危険性があるのです。

職場で他人からもらったExcelデータに「なんでこんなところに平均値がでているんだ?」とか、「各項目の平均値を下にいれといて」と言われて「なんで?」と思ったこととか、ありませんか?