2006-07-12 [長年日記]
■夢幻紳士 冒険活劇編 4 書き下ろし
あぁ、やっと「読めてよかった」と思える書き下ろしかついた。
『真夜中のメイド』。いい!
夢幻魔美也くんが、マンガ少年版の様でもあり、怪奇編の様でもあり、新鮮な雰囲気。
追記
『桜の下の夢幻紳士』やっぱこれ、いい話だ〜。
■ガロア体を成すのか
GF(2^8)って何の事かと思ってたらガロア体という
ものだったんですね。
ガロア体、多項式…うぅ頭が痛くなってきました。
http://q.hatena.ne.jp/1152620289
とりあえずガロア体についてはおいといて、
有限個の元からなる体、すなわち四則演算が定義され閉じている有限集合のことである。
有限体 - Wikipedia
の「四則演算が定義され閉じている」の部分だけ抑えておけばいいかと。
Mix Column の処理は 4バイトのブロックに対して行う様になっていて、それぞれのバイトを s1 〜 s4 とすると、多分こんな感じで*2、
\(\begin{array}{cccc}~\left[~\begin{array}{c}~r_1~\\~r_2~\\~r_3~\\~r_4~\end{array}~\right]~~&~~=~~&~~\left(~\begin{array}{cccc}~2~&~3~&~1~&~1~\\~1~&~2~&~3~&~1~\\~1~&~1~&~2~&~3~\\~3~&~1~&~1~&~2~\end{array}~\right)~~&~~\left[~\begin{array}{c}~s_1~\\~s_2~\\~s_3~\\~s_4~\end{array}~\right]~~\end{array}\)
普通に考えると r1 〜 r4 は 8bit に収まらない。
それでは都合が悪いので、「3をかける」演算を普通の乗算ではなくて、別の定義を適用している(2の乗算や加算はどうなっているんだという疑問もあるけど)。
で、この新しい「3をかける」演算は逆算の定義が可能で r1 〜 r4 から s1 〜 s4 が復号可能なようになっているんだろう(多分 AddRoundKey_InversMixColumn という関数がそうだ)。
そのあたりは"ちゃんとガロア体を成すように"うまく定義したんだ、ということが判っていればいいんじゃないかな、と。
時間をかければ体を成していることは検証できるだろうけど、アルゴリズムが定義されていてかつ実装があるわけだし、ひとまず後回しにしてもいいのかな。
この新しい「3をかける」を1に適用して、その結果に適用して……、と羅列すると、
1 → 3 → 5 → 15 → 17 → 51 →…→ 247 → 2 → 6 → 10 → 30 →…→ 246 → 1
てな感じに循環するんじゃないかな〜?
循環の環はいくつ存在するだろう……?
続きあります。というか、このエントリ自体消したいぐらいなんだけど。
■「バカ」を政治的に公正に言うと……?
を読書中。投資指南ではなくて株式市場経済の教科書的な本。もっともっと教科書然とした他の本も持っているけど、こちらは読んでいて素直に面白い。
その辺は後日書くとして。
p170
その相手を「バカ」と名指しする度胸は私にはないので、政治的に公正(ポエティカリー コレクト)に*3「リテラシーがない」と表現したい。
おぉ!
そうか? そうなのか?
今まで考えなかった発想なので面白かった。
追記
で,「後日書いた」のはこれ。