2007-03-22 [長年日記]
■文書フォーマット
メリット:初めての人でも書ける/読める
デメリット:「記述するべき事柄」から乖離したら役に立たない
後者の危険性を監視する必要があるということ。
■全数テスト以外の手法
http://www.jasst.jp/archives/jasst05w/pdf/S4-1.pdf
http://www.jasst.jp/archives/jasst05w/pdf/S4-2.pdf
http://www.jasst.jp/archives/jasst05w/pdf/S4-3.pdf
例えば、パラメータが4個あって、それぞれが {0,1,2} の3通りの値を持つとする。
全数テストをしようとすると\(3^4\)
のパターンとなる。
テストの「質*1」を落とさずにパターン数を減らそう、という話題。
S4-1.pdf が「直交表」「HAYST法」というものを、S4-2.pdf が「App-pair法」というものを説明している。S4-3.pdf が公開質問会。
基本的な考え方は、テストパターンの絞り込みを個人の know-how に依らないで行うもの、ということだろう。
先の例だと全数テストで\(3^4=81\)
パターンある。
現実的には、81回テストするのではなくてもっと減らしたい。その時に個人の know-how で"これとこれをやってこれはやらない"という判断でやると、
- どの程度ちゃんとしたテストなのか判らない
- 大事な組み合わせを抜かしていないかという不安
- ある機能について、ONの状態ばかりテストされていて、OFFの状態ではほんの少ししかテストされていない
なんていうバラツキがあったりする(あっても判らない。評価できない)。
そういう問題を排したテストパターンを作れますよ。と、そういうことだと認識した。
*1 こいつの定義が難しいわけだけどここでは直感的な解釈でスルーしておく。