過去の日記

2007-03-13 [長年日記]

[hatena]

この友人に東京近郊の桜の名所に案内してあげたいのですが、どこがいいでしょうか?できれば、造られた人工的な風景でなく、日本の自然や里山や文化を感じてもらえる場所がいいです。
http://q.hatena.ne.jp/1173719160

基本的に株分けで増えるわけだから「人の手の入っていない」桜の名所なんてないんじゃないだろうか?
現時点でオープンになってないので、どんな回答が集まっているのか……。

西松屋 効率主義・生産性の向上が「忙しくない店」を産む [etc]

今週号の日経ビジネス、西松屋の記事。
マタニティ用品、ベビー用品から子供服までをカバーする店。
面白く読んだ。
徹底した効率主義――"効率"を言い換えるなら"生産性"――が目指すのが、「忙しくない店」であり「パートさんにしっかりと働いてもらう」環境だという。


記事から

スーパーのレジ要員を考える。店が煩雑してくることを考えるとそれをさばくレジ要員が必要になる。
しかし、レジが混雑していない間は逆に仕事がなくて暇を作ってしまう。
店やレジが混雑する前は商品の入れ換えの必要なども少ないわけだ。
そして忙しくなるとレジに忙殺される。
その時に売り場に目を配る人が必要になり……という悪循環。

西松屋は「忙しくない店」を目指す。
レジが混んでくればどうしてもレジのヘルプは必要になるものの、しかしその間もパートに入っている人の半分は売り場の方に出ている。

店長の役割が明確に示されていて、それは「パートさんにしっかりと働いてもらう」のだそうだ。
前日のうちにパートさんの仕事の配分を30分単位で計画しておく。それが店長のmustの仕事。
パートさんには決められた役割というのはなく、一人で何役もこなす。30分単位でスケジュールが決められているというのは慌ただしいようにも思えるが、記事からはそのような雰囲気はない*1
店長のスケジュール決定はまるでパズルの様だ、と書いてあった。そのスケジュールに「接客」という項目はない。


私の目から見て

実際、私は西松屋に行く機会が多いのだけど、確かに、同じ業種の店である赤ちゃん本舗とは、店から受ける印象が正反対だ。

西松屋は天井が高くて商品も高いところに並んでいる。
赤ちゃん本舗で高いところに商品があるのは、おむつとかチャイルドシートなどの"壁際"しかなく、他にはディスプレイだ。

西松屋はレジが2つしかない。それでも混んでいるときでさえせいぜい4〜5人だ。
赤ちゃん本舗はレジは4つ5つある。それでもずらっと10人程度全てのレジに並んでいることもある。もちろん空いている時は空いてるけど。

西松屋の服の売り場はすべてハンガーがけだ(これは今日記事を読んで気がついた)。
赤ちゃん本舗の服の売り場はハンガーもあれば、たたんで棚に並んでいるのもある(つまり、散らかったらたたむ手間がかかるわけだ)。

西松屋は店舗の構成がシンプルだ。入り口、横にレジ。店の手前から奥へずっと伸びている陳列棚が5列。棚に切れ目はなく、途中に通路もない。おそらくは同じフレームで、ハンガーかけや間仕切り、棚にする横板で商品のヴァリエーションに対応している。違う形の陳列が必要なものは、外周の壁に集まっている(例えば離乳食の様な小さい箱のもの)。
赤ちゃん本舗は店の中がゾーンで分かれている。棚に置かれたもあれば、円形のハンガーもある。布団のコーナーは大きな棚で、離乳食のコーナーには小さい棚だ。

西松屋にはポイントカードが無い。個人情報の登録が無い。ダイレクトメールも来ない。
赤ちゃん本舗はポイントカードが無いと買い物ができない。


ちょっとWebで検索

broken link

が見つかった。

姫路市にある本社から、レイアウト変更などの指示を全店舗にメールを写真付きで送れば、全国の店舗が瞬時にして模様替えを行う。

とあるが、記事ではさらに進んでいる手法を紹介していた。
あらかじめ決められたアングルで店舗内の写真をデジカメで撮る。
そして店側から電子メールで送らせて、一括でテンポの陳列などをチェックするのだそうだ。
そして、「陳列のプロ」が改善策を店に提案し、数日後に結果をまた電子メールで送らせる。
実際に足で見て回らせるよりも効率。


再び、記事から

この様な効率化重視の最たるものが、年商が3億を超えたら周辺に新店を出して客を分散させる、というもの。


そして思うこと

「効率重視」と言われると、「決まった時間にどれだけ仕事をこなせるか」が指標になり、時間単位の仕事がどんどん増えていくようなイメージがあった。
それが「間違い」だということに気づかされた。
「効率重視」というのは、つまり「自分がやるべき仕事」に集中できる環境を整えることなのだな。それが「忙しくない店を目指す」というのに繋がるんだ。

もちろん、残念ながら、西松屋に見ることができるのはルーティンワークということが前提にある「効率重視」だ。
日々刻々と状況が変化し、それに対応する仕事をしている人にとっては何をか言わんやって思うのだろうけど。
でも、例えば、

エンジニアのための時間管理術

  • 作者: Thomas A. Limoncelli
  • 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
  • 発売: 2006-10-19
  • ASIN: 4873113075
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • amazon.co.jp詳細へ

に「ルーチン」という章がある。ここでいうルーチンはこういうものだとされている。

一度だけ考え、何度も行動するための手段


「効率重視」
「パートさんにしっかりと働いてもらう」
「忙しくない店を目指す」
キィワードはこの3つだと、そう思った。

Mind Mapping Tool [hatena]

マインドマップを作成する上で便利なソフトウェアを探しています。
http://q.hatena.ne.jp/1173630834


loanedgenius.com

が最強だと思うけど日本語書けない。


FreeMindで似非マインドマップを書くよりは、PaintShopProあたりを使った方がマシだと私は思う(今1,780円で買えるしね)。
テキスト検索できないのは難点か……。

フォーカスが無くてもホイール [tools]

Wheel Redirectorのダウンロード : Vector ソフトを探す!

フォーカスがあるウィンドウではなくて、マウスカーソルがいる位置のウィンドウに対して、マウスホイールのメッセージをリダイレクトしてくれる。
便利。というか、昔使っていたマウスでは、デバイスドライバがやってくれた機能で、最近使えなくて不満だったものだ。

ところで、「マウスカーソルがいる位置のウィンドウ」と言った時のこのウィンドウは、広義のウィンドウである。
「タイトルバーがあってシステムメニューがあって最小化ボタンや最大化ボタンや閉じるボタンがついている」と普通に想像する「ウィンドウ」とはちょっと意味が違う。
このプログラムを起動して、エクスプローラを起動する(Windows+E)。2つのペインのどちらにもスクロールバーを出した状態にして実験。
左のペインにフォーカスがある状態で、マウスを右ペイン上に置いてホイールすると右ペインがスクロールする。
この2つは、WindowsAPIから見て「別のウィンドウ」だということ。そういう意味で広義のウィンドウと言った。


いやもうこれが使えるとなったら元に戻れないわ〜。
ソース公開あり。オープンソースにアラズ。


(追記)
今なら Ztop 1択。

セクションのフッタを整理

セクションの下のフッタを出しているpluginを新しいものに変更。
追加アイコンを消して参照アイコンのみに。
MM/Memoを無くして、livedoorクリップを追加。

*1 まぁ、取材して書いているんだから、そういうマイナス面がもしあっても書かないだろうけど。