過去の日記

2006-06-16 [長年日記]

L.L.Ring [etc]

http://ll.jus.or.jp/2006/event/session

Groovy がないな。JSR-223 があるのに。

無限巣 そして無限に思いを馳せる [etc]

prima materia - diary : 無限巣 問題編
prima materia - diary : 無限巣 解答編

を通して分かったことは何だろう?
証明は(私には)できないが、書いてみよう。


可算無限集合から有限の元を取り除いても、有限の元を追加しても、可算無限集合のまま - (1)

なのはいいだろう。そして連続無限集合についての同型の命題が考えられる。

連続無限集合から「可算無限集合を成す部分集合」を取り除いても、「可算無限集合」を追加しても、連続無限集合のまま - (2)


もうひとつ、同型の命題。

有限の集合の有限個の和集合は、可算無限集合にはなりえず、有限の集合のままである - (3)

可算無限集合を可算無限の濃度で無限に用意した時の和集合は、連続無限集合にはなりえず、可算無限集合のままである - (4)


(1)と(2)、(3)と(4)が同型で、
有限集合→可算無限集合
可算無限集合→連続無限集合
という階梯を作っている。


証明はできないんだけど、面白いかな、と。

続・買わなきゃ [comic]

ゆきのはなふる

  • 作者: わかつき めぐみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売: 2006-05-29
  • ASIN: 4592142683
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ


The Art of Computer Programming (2) 日本語版 Seminumerical algorithms Ascii Addison Wesley programming series

  • 作者: Donald E.Knuth,有沢 誠,和田 英一,斎藤 博昭,長尾 高弘,松井 祥悟,松井 孝雄,山内 斉
  • 出版社/メーカー: アスキー
  • 発売: 2004-10
  • ASIN: 4756145434
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

服装の自由……? [etc]

例によって一週間前(5日、正確には六日前)の毎日新聞朝刊を読んでいたら、家庭欄の囲み記事に「女は見てるぞ」という連載もの、「クールビズ」というのがあった。筆者は「S香」。「どうして男の人ってみんな横並びでないと何かできないの? 私たち女はみんなそれぞれ自分で考えて」(大意)などと元気に書いている。

(略)


服装が自由であることが、女が一人前と見なされていないことの印だというのに、まったくバカな記者である。

猫を償うに猫をもってせよ - クールビズ


んー……?
例えば。

Papa told me (20) (ヤングユーコミックス)

  • 作者: 榛野 なな恵
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売: 1998-05
  • ASIN: 4088643666
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ


「そんな人が我が社のドレスコードを変える人物になろうとはね」
「えー」
「別に意識してやったわけじゃないのよ――」
「船岡さんは知らないでしょうけどうちの会社って昔
けっこう保守的でさ
パンツスーツとか禁止だったのよ」
「禁止!?」
「まあ明確に規定があるわけじゃないんだけど
暗黙の了解ってかんじでね
「私はその雰囲気に気がつかなかったのよね
そんなゆとりなかったの
すごく忙しい時期で――
パンツの方が動きやすいかなって思っただけなの
「そしたらある日廊下で呼びとめられて」
「『ちょっと君その格好はねぇ
どうかなぁ』
「『もっと女性らしいスタイルができないものかなぁ
君達には対外的にも女性の優しさ柔らかさをアピールする義務があるんだよ』
おおかたこんなとこでしょ」

で、まぁそのあとで、必死でローテーションを工夫して1ヶ月パンツで通したこと。それが既成事実になってこだわりがなくなったこと、が語られる。
同じような「昔はこうだった」話は会社の先輩の女性にも聞いたことがある。


てなわけで「服装が自由であることが、女が一人前と見なされていないことの印」ってのには疑問を持ったのだ。
ただ「どうして男の人ってみんな横並びでないと何かできないの? 私たち女はみんなそれぞれ自分で考えて」というのに対してもホントか? と思ったのは確か。
女性ファッション雑誌がかくも世の中に溢れているのは、「みんなそれぞれ自分で考えて」いないからじゃないのか?