過去の日記

2005-10-06 BLEACH, ハチミツとクローバー, ビットからシャノン, -eseは軽蔑的? [長年日記]

久々だけどまだひっぱる [hatena]

はてな英語で国名の後に「-ese」をつけて民族・国民の名にするのは,Readers Plusによると,[地名・人名・集団名に付けて通例軽蔑的に]と軽蔑的な意味合いがあるそうです。この話の根拠になった分析などの情報をお教え下さい。言語学・英語学の専門家による分析・解説を希望致します。
http://www.hatena.ne.jp/1108903888

「支那」「シナ」は差別用語云々の論争がある(ここではその議論はしない)。
支那, china の語源を求めると結局サンスクリットに行き着く。音(おん)を当て字したことから生まれた言葉なのだ。
言語学的に分析・解析したところで、軽蔑的・差別的な意味合いがどこから生まれたか? などでてくるはずもない。

軽蔑的・差別的な意味合いを生みだすのは、語源などではなくて、その言葉が使われていた時代・社会であると考えないと変なことになる。


前にも書いたが、質問者の言う通り、-eseという接尾辞に、「中央」に対する「地方」,「遠くの土地」,「辺境」といったような意味があるのだろうとは思うし、そこには軽蔑的な意味も含まれているのだろう。
それでも語源に遡って軽蔑的な意味を見いだすことなどできないと思う。


ある時代にヨーロッパ周辺の国との交流が始まった国々が、-eseという接尾辞を与えられたのだろうと、そして、その時代*1が、軽蔑的・差別的な意識を-eseという接尾辞に与えていったんだろうと、そんな想像をする。
そして、かつて軽蔑的・差別的な意識を持って使われた言葉が、今なおそうであるかどうかは、また別の話。


2005/11/10 追記
この件について書いたエントリはもう空回りしていて全然だめだなぁ、と読み直して思ったのでできるだけ簡潔に書いてみる。

  1. 元質問(http://www.hatena.ne.jp/1108903888)で、「言語学・英語学の専門家による分析・解説を」という縛りをかけてしまっている部分が無駄であり失敗ではないか?
  2. 辞書をちゃんと読めていないんじゃないか? と思しき部分がある。
  3. 4.の回答はしっかりと質問の要件を満たしているはずなのに「なるほど。そう自己弁護することで、人種差別を助長し続けているのでしょうね。」とコメントする態度が謎。
  4. この話は、日本と中国における「シナ」「支那」の問題と同じような構造があるのでは? と思っている。

これだけの話。

でもまぁ [tech]

熱力学におけるエントロピーと情報量の類似に着目したのも、BITという単位を情報量を表現するのに作ったのはシャノンなわけだしね。

ビット? シャノン? [tech]

「ビット」というものを正しく他人に説明できますか?
というようなエントリを書こうとしたら、知らない間に情報量の単位がシャノンに改められていてびっくりした。


2つの事象が等確率で表われる場合(この2つの事象を普通はそれぞれ"0","1"と書き表している)、それぞれ1ビットの情報量を持つ。


と続くつもりだったのに〜。

おひらき [zaurus]

SL-C3000を手放す決心をした。
ここでいったんzaurusカテゴリはおひらきということで。
色々と勉強させてもらったなぁ。
次は何で遊ぶか考え中。

ハチミツとクローバー 2 [anime]

ハチミツとクローバー 第2巻 [DVD]

  • 監督: カサヰケンイチ
  • 出演: 神谷浩史,工藤晴香,うえだゆうじ,高橋美佳子
  • 出版社/メーカー: アスミック・エース
  • ASIN: B000AHQGXI
  • 発売: 2005-09-23
  • amazon.co.jp詳細へ

黒田洋介さんのインタビューで、竹本君を狂言回しの役目を担ってもらいました、ってあったのに、まぁ納得。
竹本君がちょっと幼めに描いてあるような気がする。


追記:あれ? 2話終わったところで更新したら、3話目が入ってる? 9巻まで発売予定があって、テレビ放送が24話……。エピソードを追加する予定があるのかな? 8巻,9巻は2話分収録なのかな?

CONTINUE SPECIAL [book][comic]

CONTINUE SPECIAL 特集 ハチミツとクローバー

  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売: 2005-06-17
  • ASIN: 4872339568
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • amazon.co.jp詳細へ

ハチクロ特集。羽海野チカのロングインタビュー。
羽海野チカが押井守の「イノセンス」公開前(多分)に書いた「イノセンスを待ちながら」という漫画(スタジオジブリの機関誌掲載だそうだ)が収録されている。
その漫画の羽海野の視点やタイトルのセンスに脱帽なんである。
羽海野チカが押井守を語る、ただその一点だけにおいても読む価値があった。


で、押井守のロングインタビューに続く。これも濃い。


この本、6月発売の初刷? こんなのよく本屋に在庫あったなぁ。

BLEACH 19 [comic]

BLEACH 19 (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 久保 帯人
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売: 2005-10-04
  • ASIN: 4088738624
  • メディア: ペーパーバック
  • amazon.co.jp詳細へ

やっぱり、この巻の1話目は、18巻の一番後ろに持っていって欲しかったなぁ、と思うの。

私が持っている携帯ゲーム機はワンダースワンカラーのみ〜 [game]

なんと『FFIII』の映像が本邦初公開されたのだ。スクリーンでは、完全3Dで描かれたキャラクターがダンジョンの中を歩いて宝箱を開ける様子や、パーティーを組んで敵と戦っているシーンなどが披露。

【任天堂カンファレンス】完全リメイク版『ファイナルファンタジーIII』はニンテンドーDSで発売決定! / ファミ通.com

3D化だと〜。
WSCに出す予定だった Final Fantasy III はぶっちぎったくせに。
ちょっと腹立たしい。

*1 色々な意味をこめてしまっているが適切な言葉を思いつかない