2005-08-02 北九州市の奇妙な運用規定 [長年日記]
■北九州市の運用規定
無断リンクにしておくのもなんなので、
で引用した学校に「リンクしました」メールを出しておいた(電話番号しかなくてメールアドレスがトップページに無いところは無視)。
リプライが1件もこないのは――予想の範疇とはいえ――ちょっと寂しい。
でも、無断リンク禁止の文言が消えていた学校が1つだけあった。
そんなことをやっていて、改めて見てみて非常に気になったのは北九州市の例。
なにやら、「北九州市教育委員会が定めたインターネット運用規定」なるものがあるらしい。
それに依るとトップページに、
- 市立学校の正式名称
- 校長名
- 所在地
- 電話番号
- 電子メールのアドレス
- 更新期日
- 発信した情報の著作権の帰属先
- 校長の承諾なくリンクを設定することができない旨
を明記しなければならないらしい。
なぜトップページじゃなきゃならないの? と思うようなものもあるが、最後の「校長の承諾なく」ってのが非常に引っ掛かるし、余計な想像をしてしまう。
リンクしたいというメールが来る→担当教諭が受信する→印刷して「リンク許可受諾記録」とかいう書類に添付して校長印をもらいにいく→校長がURLからサイトを見て確認する→校長印が押される→担当教諭の所に書類が戻ってくる→メールする
とかいうワークフローなんだろうか?
とはいっても、電子メールのアドレスが書かれて無くて電話番号だけ書いてあってこちらに連絡くださいとなっている学校とか(これはちょっと困る)、「校長の承諾なくリンクを設定することはできません」と書いてある学校とか(断定形だよ〜)、校長の承諾なく云々とも無断リンク禁止とも書いてない学校とか(これはWeb的センスがある学校だ)あって徹底されてなかったりして。
他のホームページヘリンクをするにあたって当該ホームページの権利者の承諾を得た上でないといけない、ともある。
内部規定だから、トラブルを避けるにあたってそういう項目を作ること自体はありだと思う。
だけど、こういった規定が関係者に「無断リンク禁止」のセンスを植え付ける事になっていないか?
一番妙だ、というかWeb的センスが欠如してるなぁと思うことがある。
学校のホームページには「運用規定に基づいてホームページを掲載していることを明記」する必要があると謳っている。
確かに、学校のホームページを見ていくと、「北九州市教育委員会が定めたインターネット運用規定に基づいて掲載されています」とか「北九州市立小・中・養護学校におけるインターネット運用規定に基づいて掲載されています」と書かれている学校が多い。
ところが、その運用規定がどういうものかをちゃんと示している学校は数校しかない!(それでさえも転記によるスペルミスがあったりする。)
ナンセンス!
教育委員会のホームページがあるのだから、そちらに運用規定を載せてそこにリンクさせればいいじゃないか。
なぜそういうWeb的センスが育たないのか? ということを考えさせられる*1運用規定だった。
追記:こちらもご覧あれ。
■回答補足
JAVAのファイルに関しての質問です。
「publicクラスは1ファイルにつき1クラスで、そのときにファイル名とそのクラス名が一致していなくてはならない」というルールがあります。
http://www.hatena.ne.jp/1122966784
http://java.sun.com/docs/books/jls/second_edition/html/packages.doc.html#26783
をもう少し補足して書いた方がいいか。
以下は、補足説明も追加して書き直しているのであって、訳したものでは無い。
「コンパイルして生成される(java言語の型としての)class1つに対して、classファイル1つを対応させる」かつ「package階層の管理として、ファイルシステムのフォルダ階層を対応させる」という実装の場合、同じパッケージに同じ名前の(java言語の型としての)classがあった場合にclassファイルが衝突してしまう。
この問題に対処するのに、ファイル名が(java言語の型としての)class名.java で無かったらコンパイルエラーを出すとした上で、以下の制約を課すという様な手段もあろう。
- The type is referred to by code in other compilation units of the package in which the type is declared.
- The type is declared public (and therefore is potentially accessible from code in other packages).
これは暗に、1つのコンパイル単位にただ1つのpublicな、ファイル名と一致するclassが含まなければならない、という制約ということだ。この制約によって、java言語コンパイラ(a compiler for the Java programming language)も、java仮想機械の実装(an implementation of the Java virtual machine)も、楽になる。
という感じか。
「拡張子javaのファイルをコンパイルしたらclassファイルができる」のが「Java言語の仕様」だと思っている人もいるだろうけど、それは「実装の1つ」に過ぎないことを理解していないと読みづらい箇所ではある。
Java実行環境として、コンパイルした結果をclassファイルでなくてデータベースに格納する、というような、今ある形の実装とは全く別の実装まで考えて上記の様な文がわざわざ付け加えられているのが混乱の元。
ちょっと下の方に、
When packages are stored in a database, the host system must not impose such restrictions.
という文もあるのだけど、本当にそんな実装が存在するのか知らなかったので引用を避けた。
■モヒカン族グループキーワードに
"アドレス"を追加して欲しいなぁ。グループキーワードの"レス"が、はてダキーワードの"アドレス"より優先されて引っ掛かってしまうので。
文脈によって、MACアドレスだったりメモリアドレスだったりI/OアドレスだったりIPアドレスだったり実はURLのことだったりするので、油断ならない。
ぐらいか。
■favicon
色が変わる様になったみたいだけどはてなダイアリー日記にもはてなグループ日記にも、特に記述がないような?
■王ドロボウ 6 を見たんだった
なぜに6巻から? というと単に好きな話だから。
この話がこういう演出になっているとなると、他の巻は特に見なくてもいいや、と思った。
仮面武闘会のジンと謎の戦士との闘いのシーンがなぁ……。
■MADLAX
エリノア〜(号泣)。
さておき。
「マーガレット」は、「自分を含む世界」から、「ただ一つの要素」を否定し、「それ以外の全て」を肯定した。
そういう物語。
マーガレットより1段メタな視点にいる「MADLAXというアニメ」を見ている私は思った。
「MADLAXというアニメ」は、「自身を含む『世界を再構築する物語』」を肯定した。
軽く言ってしまうと「ありがちなオチ? いいじゃんそれで!」みたいな感じを受けた。
と、ここまで書いておいて、
の封印を解いた。
マドラックスとマーガレットが同じ年齢なんだなー、というのは見ていて思ったけど、その辺りで違和感が無いようにするために、マドラックスのCVの決定は難航したそうな。
なるほど。
noir。見ていないし、(私が行く)レンタルビデオ屋にも置いてないと思うんだけど、見てみたい、と思った。