2005-08-12 [長年日記]
■万物理論 を読んだ
面白かった。
最後まで、面白く読めた。
物語の途中で「この辺が落としどころかな」とつい想像してしまう地点を軽々と越えていってくれる。
追記
にもっと詳しく書いた。
色々と頭の中で整理されるまでそのぐらいの時間がかかったということで。
■tor
SOCKSの仕組みを利用して、TCPのデータの流れを暗号化かつ経路をランダムなものにするソフト、らしい。
"anonymous Internet communication system"とある通り、インターネット上での匿名性を確保するためのソフト、らしい。
発想はWinnyのそれに近いものを感じるけど。
■FireFox's extension不具合
Ctrl+F4を押すとタブが2つ消えるようになってしまった。(削除, two tabs closed ←検索キー)
extensionで、Tab Mixをインストールした後にWeb Developerをインストールすると、どうもその様な状況に陥ってしまう様だ。
Tab Mixをアンインストールして再度インストールすると問題無くなる。もちろん、その後でWeb Developerをアンインストールして再度インストールすると、再現する。
ややこしいか。
Tab Mix→Web Developer の順にインストールすると不具合が発生する。
Web Developer→Tab Mix の順にインストールすると問題なし。
自分の家のマシンも同じ様な症状がでているので、そちらでも同じ状況になれば決定か。
追記:
家のマシンもTab Mixを入れ直したら改善した。
■UNIXのコマンド
UNIXのコマンドをオプションも含めて全網羅する形で載せているペ.. - 人力検索はてな
http://www.hatena.ne.jp/1123810891
UNIXのコマンドって最初からあったものではなくて、初期においてはコマンドを使う人が自分用にオプションを追加していったものと認識していた。
利便性のために同じオプションは同じ動作をするように収斂していくのは必然で、実際そうなっているとは思う。
そのような歴史的な経緯を、質問者は認識しただろうか? あるいは回答者はそれを認識していてそれでもなお、あえて指摘しなかったのだろうか?
■CNETにトラックバックできるようになった
CNETのニュースにトラックバックできるようになったみたい。
前からそうだったっけ?
■「読んでから課金をする」というモデル
から飛んで読んだ記事。
しかし、一般の人々が広く電子ブックを使いはじめ、 出版社が電子ブックに対して用意していた支配体制を発見するとき、 彼らは抵抗を始めるでしょう。 人間性はこのような奴隷状態を受け入れることは永遠にありません。
自由か著作権か?
友人間での電子ブックのコピーを合法化することによって、 私たちは著作権を、以前同様、産業上の規制に戻すことができます。
自由か著作権か?
最近――といっても昨日のことだけど、
この本について、サポートページの方に、
絶版に伴い、書籍の原稿全てを公開します(2004/11/12)。
「JavaMail完全解説」サポートページ
とあって感激した。
すでに入手が難しくなっている中、絶版(出版社のもう増刷しないよという意思表示)を機に著作権者がWebで原稿を公開するということのありがたさ。
すでに見識の深い著作者は、出版社の支配体制を抜け出す手段を持ち、実行に移しているのだと思った。
これは最初Webに公開され、読まれ、推敲され、その後に実体のある本の形態で読みたいという声が強まって、そして出版されたという経緯を持つ本。
これなんかは「読んでから課金をするモデル」の、特異な形での先駆ではないか?
Java業界ではこの本については不思議と知られていないような気もするけど、私の評価は高い。