過去の日記

2007-04-26 [長年日記]

トリビアルな主張 [徒然]

「トリビア的な」という表現を見かけるけど「トリビアルな」でいいじゃん!

妖魔ヶ刻 [novel]

異形ミュージアム〈1〉時間怪談傑作選―妖魔ヶ刻 (徳間文庫)

  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売: 2000-08-01
  • ASIN: 4198913528
  • メディア: 文庫
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《時間怪談》である。
巻頭に収められている安土萌の作品が、圧倒的に怖かった。
フィクショナルな怖さと、メタフィクショナルな――つまり《物語の魔》だ――怖さが渾然となっていた。
読み終えた後に、少し震えていた。


《奇妙な味》の話もあった。
切ない話もあった。


まぁ、結局、私は《時間怪談》というこのジャンルが好きなのだな、と自覚させられた、と。
そういことだ。


《そのもの》が表題になった一冊。

時間怪談―異形コレクション〈10〉 (広済堂文庫)

  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売: 1999-04-01
  • ASIN: 4331607488
  • メディア: 文庫
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の巻頭。
「春よ、こい」は、異形コレクションシリーズの中でも、三本の指に入るお気に入りだ。