過去の日記

2007-04-24 [長年日記]

洞察力の定義 [etc]

「先輩、洞察力の定義って何ですか?」

洞察力の定義(いつもふと思い出すこと) | i d e a * i d e a

ある事柄に対して「理解している」とはどういうことか? という問いから出てくる定理でもあるような。


「理解している」の定義は、「知らない人にもある程度判る様に説明できること」としておこうか(曖昧だなぁ)。
この定義の比重は「ある程度判る様に」のところじゃなくて、「説明できる」の方にある。
それを理解していない人に説明できるということは、「それ以外の何か」から言葉を作れるということで、その時点で「それ以外の何か」との相対化や関連づけができているということだから。

教室の悪魔 [気になる本]

いじめに関する本。
via 日経ビジネスのインタビュー記事。「子供は無力です。いじめは大人だけで解決しなければなりません」の言葉が印象に残った。
メモ。

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために

  • 作者: 山脇 由貴子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売: 2006-12-21
  • ASIN: 4591095940
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • amazon.co.jp詳細へ

ゲイルズバーグの春を愛す など [novel]

ゲイルズバーグの春を愛す (ハヤカワ文庫 FT 26)

  • 作者: ジャック・フィニイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 1980-11-01
  • ASIN: 4150200262
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

ジャック・フィニイである。
実は読みたかった短編があったのだけど、これに収められているわけではない。
解説に書いてあるんじゃないかと思って手にしたのがこの本。

読んでみたら《時間怪談》がことのほか多かった。
それらが特に出来がよいと感じた。十八番なのだろうか? この時代のSFはほとんど読んだことは無いが、しかし、古びないものなのだなぁ。


《時間怪談》と言えば「異形ミュージアム〈1〉時間怪談傑作選―妖魔ヶ刻 (徳間文庫)(井上 雅彦)」もカバーをかけて読み始めるぞ! という体勢に入っているのだけど、1本目の安土萌の短編を読んですごい衝撃を受けてそのままだったりして。


さて、フィニイで読みたかった短編は目論見通りに、解説から

レベル3 (異色作家短篇集)

  • 作者: ジャック フィニイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2006-09-01
  • ASIN: 4152087587
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

に収められていることが判ったのだけど、どこでその短編のことを知って読みたいと思ったのか、それが今は思い出せなくて少し「こわい」。