2006-11-12 [長年日記]
■ダヴィンチ・コード 再見
カミさんと一緒に観た。
ルーブルに行ったことがある人なので、背景にニケの像があるのに気がついたりして。
見終わった後につじつまが合っているのか、ああでもない、こうでもないと検討。
細かいところで良く判らない部分は多い。最大限に好意的に解釈してもどうにもならない点は無いので、まぁいいか。
しかしこの話、"悪人"は少ないな。"小悪人"はいるけど。
ま、数少ない例外はおいといて、みんながみんな自分の信じる"大儀"や"正義"の下に動いていて、それぞれの"正義"のぶつかり合いが状況を動かしている。
で、主人公二人組だけが、状況に対応して動いていて(動かされていて)キャラが薄っぺら。最後までそのままなのだけど。巻き込まれ型の主人公が、唐突に態度というか行動原理を変える様な映画よりはマシかと。いや皮肉じゃなくて。