過去の日記

2005-09-13 文を書くのに時間を長く使えば無駄が無くなり要点が伝わる [長年日記]

しずるさんの台詞 [novel]

うーん。googleで検索してみて、

しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World (富士見ミステリー文庫)

  • 作者: 上遠野 浩平
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売: 2004-12-09
  • ASIN: 4829162848
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

中の、しずるさんの台詞「七という数字は、孤独な数字だって誰かが言っていたけど――」が、

すべてがFになる (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売: 1998-12-11
  • ASIN: 4062639246
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

の真賀田四季博士の台詞からの引用では、という指摘をしている人がいなさそうに見えるのだけど、そんなに読者層が違うのか?
それとも判っていても別に指摘するに値しない、と考えている人たちばかりなのだろうか?

文を書くのに時間を長く使えば、無駄が無くなり要点が伝わる [etc]

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

  • 作者: 友桐 夏
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売: 2005-09-01
  • ASIN: 4086006472
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

表紙萌えで買った(嘘)。
ってのはどうでもいいことで、まだ読み始めて5分だけど、書き出しておきたいことが出来て中断。


無駄のない言葉。それでいて要点が確実に伝わらなければならない。

それで、新聞のコラムで読んだと前置きした上で覚えている限りの文章を打ち込み、《時間がなかったので長文になりました》と結んだ。
(略)
――《パスカルだね》
(略)
きっと書き込みミスだと判断して、それを報せるメールを発信したのだ。まもなくそれに対する返信が届いた。
――パスカルはフランスの哲学・物理学者。彼が誰かへ宛てた手紙にそう記していると何かで読んだ覚えがある。「時間がなかったので長文になりました」とね。短い言葉で用件を伝えるには、それなりに時間が必要だからね。

至言だ。
その通りだ。
短い言葉に要点を詰め込むためには、時間を必要とする。


それは自然言語だけじゃない。
プログラムだって、数学の証明だって、無駄が少ないものがエレガントと呼ばれるのだよな。そのためにはやっぱり時間を必要とするのだろう。


ところで、このエントリを書くのに一番時間がかかった部分は、タイトルであったりする。

ファントムシューターイオ,とってもビーンズ 2 [comic]

ファントムシューター・イオ

  • 作者: るりあ046
  • 出版社/メーカー: 白夜書房
  • 発売: 1991-08
  • ASIN: 4893672363
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

BOで見つけた。また読める日が来るとは思ってなかった。
前に友人宅で読んで以来探してはいたのだけど。
とおもったらマーケットプレイスにはそこそこ出品があるのだな。


るりあ046って誰かに「どうやって生活しているか判らない漫画家」って言われていたような気がする。誰だっけ?
グランディアIIのエンディングで、THANKSの欄に名前が出てきてびっくりしたのはつい先日。
それで縁ができたのだろうか。


とってもビーンズ 2 (まんがタイムコミックス)

  • 作者: 小笠原 朋子
  • 出版社/メーカー: 芳文社
  • 発売: 2001-08
  • ASIN: 4832262173
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

いつ2巻がでるんだろうと思っていたら、本屋よりも先にBOで見つけてしまった。
4コマ漫画のコミックスっていったん見逃すと気が付かないままになってしまうからなぁ。