2005-09-12 ゆめのかよいじ [長年日記]
■アドベントチルドレン通常版は発売中止
一昨日、Amazonからメール来た。
お客様にこの商品をお届けできる見込みでしたが、この商品の発売が見送ら
れたことが判明いたしました。お客様にご迷惑をおかけしたことを、心から
お詫びいたします。
現時点でヨドバシカメラのサイトをみても初回限定豪華パッケージ仕様とUMD版しか検索に引っ掛からない。
豪華なパッケージなど、断じて、要らない。
これはAmazonが悪かったのか、スクエアエニックスが悪かったのか。
まぁ、豪華パッケージ仕様が店頭から無くなってから買ったって全然いいのだけどな。
■ゆめのかよいじ(オリジナル版) を読んだ
よい!
手に入れることができて本当に良かった。
新版を買った時に一緒にオリジナル版を探したのだけど、その時には見つけられなかったんだよな。
ちょっと前に読んだサマー/タイム/トラベラー中に、
「それじゃ次は私のね。大野安之、『ゆめのかよいじ』。旧版のヤングキング・コミックスで」
という台詞があって、読みたくなったので探してみたらあっさり見つかった。
本に関しては多少ロマンティック*1な私なので、こういうことがあると「本との縁が出来た」とか思ったりする。
旧版を持っている人は、新版のリライトの処理を見て「余計なことを!」とか思ったんだろうなぁ。上述の、サマー/タイム/トラベラーでの台詞もそういう原典至高主義的な意味で「旧版の」と指定していたのかと思ったけど、旧版を読んだらちょっと考えが変わった。削られたエピソードの「まだその先があるんだよ」(←新版あとがきから引用)という感覚が欲しかったのかとも思う。前の文の「欲しかった」の主語は新城カズマではなくて、小説中の登場人物だ。上手く書けなかったので別の文で注釈するという愚行……。
読めることはないだろうと思っていただけに今回入手できて嬉しかった。
*1 ロマンチスト,ロマンティストは和製英語だ