過去の日記

2005-07-27 [長年日記]

for more information on delfolders.exe

Please see that page for more information on delfolders.exe.

http://www.winxpforums.com/ftopic54648.html


This page is written in Japanese. I only made a summary report of that page.

delfolders.exe [hatena]

WindowsXP起動時に毎回下記のエラー通知があります。「C:¥windows¥System32¥Tools¥DelFolders.exeが見つかりません。名前を正しく入力したかどうか確認してからやり直してください。」というものです。どうやったら解消できるでしょうか?
http://www.hatena.ne.jp/1122455305

検索で山ほど引っかかるけど確実な情報がなかなかない。無根拠にスパイウェア扱いされているようだ。


http://www.winxpforums.com/ftopic54648.html

にこうある。 (追記:今はもうない)

My computer also came up with this message. I just bought a new
computer with a PC-Chips motherboard (Athlon XP). The included
"Mainboard XP support" CD-Rom installs VIA drivers, etc. On it is
/Install/Reboot.exe, which apparently calls
/Install/Tools/DelFolders.exe. When I remove Reboot.exe from the XP
Startup folder, the complaint about DelFolders.exe goes away.


In Reboot.exe, at hex location 579C3 is the string
Tools\DelFolders.exe.

ざっと訳すと、

メインボード付属のCD内に、Reboot.exe,DelFolders.exeがあって、Reboot.exeの(16進表記で)579C3バイト目に"Tools\DelFolders.exe"という文字列がある。
XPのスタートアップフォルダからReboot.exeを削除したら、Delfolder.exeに関する文句(complaint)は無くなった(goes away)。

と書いてある。


これが一番信頼がおける(具体的で憶測が無いという程度の意)と思うので回答しよう。


追記:delfolders.exeで検索するとgoogleで上位にヒットするらしく、日本以外のドメインのgoogle経由のアクセスが多いので、英語の説明を一番上に置いた。


追記:googleでの順位変動があったらしく、謎のドメイン(どこの国なのか判らないという意味)からのアクセスはさすがに無くなった。

BLOOD ALONE 2 を読んだ [comic]

BLOOD ALONE 2 (電撃コミックス)

  • 作者: 高野 真之
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売: 2005-07-27
  • ASIN: 4840231001
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

ほのぼのとシリアスの緩急が心地よい。
オビの「まさかチューしちゃうの!?」のアオリは本屋でちょっと恥ずかしかった。まぁいいけど。
Episode9最後のコマの「ギュってして」で牙が見えているところが、若干陳腐か? と思ってはしまうけれどもいい効果。こういうのは嫌いじゃない。


1巻の最後の話と同様、枠線がない構成の話が冒頭にあった。けどこれ、情報をうまくさばけないのか読んでいて疲れる……。
枠線というもののが偉大な発明なのか、単に慣れの問題か。と一瞬だけ考えたが答えはない。

コメント [etc]

コメントの字が小さすぎるのでCSS更新。
CSSのコメントを見るとツッコミと書いてあって、tDiary由来だなぁ、と思った。

どんな中学校ですか? [etc]

Inglewood Online

How cool!
開いてみてビックリ。格好いい。
10ヶ所ぐらい"junior high school"の検索結果を見てみたけど、リンクするなとかは書かれてない様に見えた。

患者も死者もでない毒物 [etc]

ヨーロッパの人も心のなかではダイオキシンが猛毒と思っていないが、それを口に出すのをためらっているようだった。

ダイオキシンは「被害のない毒物」と言えるだろう。このような化学物質はめずらしい。別の表現でいえば、「患者も死者もでない、きわめて危険な毒物」である。このような毒物は人類史上、初めてである。

食の安全ー10 ダイオキシンで死ぬことはできるか?

皮肉が効いていて、かつ的確な表現だと思った。
あとヨーロッパでも日本と大差ない状況だというのはちょっと意外だった。


余談
「100%天然素材なので安心です」と書いてあると、トリカブト毒やフグ毒が入っていても「100%天然素材」だよなぁと思ってしまう。

洗脳≠マインド・コントロールなのだけどそれはおいておく [etc]

ハッサンのマインド・コントロールの恐怖 (ノンフィクションブックス)(スティーヴン ハッサン/Steven Hassan/浅見 定雄)とか西田さんのマインド・コントロールとは何か(西田 公昭)とかを読んで作られている、私の中のアンチ・マインド・コントロールのビリーフが

牧歌的な時代の人付き合いはクラッカーや不正アクセスに対して脆弱だ。だから今は「セキュア人格」が必要になっている - 二酸化モヒカン倶楽部 (otsune) - モヒカン族

の記事に対して「何か違う!」としきりに警鐘を鳴らすので、

Network Error

てなエントリを書いたわけだ。


しかし同じ内容を受けて展開している、

洗脳されない防御ばかりに力を入れていると、いろいろな可能性をふさぐことになる。いや、「クラックされない防御」をしているつもりでいても、実際にはそれは不可能であり、クラックされた時のダメージが大きい。

だから、システム管理者は洗脳されない努力はするけど、自分が洗脳され得ないという確信は持たない。その確信こそが、本当に危険なものであることをよく知っている。

圏外からのひとこと(2005-07-24)

での「対マインド・コントロールのセキュリティ」と「コンピュータシステム*1のセキュリティ」のアナロジーには納得した。
「完全なセキュリティ」が存在しないのと同様に、「完全にセキュアな人格」もまた存在はしない、という考え方。


マインド・コントロールとは何か

  • 作者: 西田 公昭
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売: 1995-08-01
  • ASIN: 4314007133
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ


p222から引用。
どのような人がマインド・コントロールを受けやすいのだろうか。(略)本書において、マインド・コントロールが、だれでも受けてしまう可能性があることを示してきた。
(略)
それでもなお、もしマインド・コントロールを受けやすい人のタイプを考えようとしているとしたら、そういうふうに考える人は、おそらく「自分だけは……」、あるいは「私の身内だけは……」といった例外感をいだき、根拠もなく安心しようとしている人ではないだろうか。それこそ危険な発想であろう。この発想は「基本的錯誤帰属」の罠にはまっているのである。

スタンピードとコンテクストの喪失 [etc]

えー、http://d.hatena.ne.jp/quintia/20050725/1122268832 がはてなブックマーク人気エントリに入ったり、いくつか有名なサイトからリンクされたりしたわけで、私にとっては実に貴重な体験だったりする。その間のアクセスログというのは今までの1日〜3日分のトラフィックが1時間にあったりする。
あるサイトにリンクされてアクセス数が跳ね上がる。すると次にまた別のサイトにリンクされてアクセス数が跳ね上がる。というのを繰り返して等比級数的にドンドンドンと上がっていくのを見ていた。


しかしアクセス数に呼応して、http://d.hatena.ne.jp/quintia/20050725/1122268832 の記述がhttp://d.hatena.ne.jp/quintia/20050725/1122245916受けてのものであることや、
さらに言うとこの話題は――私の中では――1年前のぱどタウンや類似のコミュニティサイトで見られた小中学生の「私のセンスと相容れない不思議な習性」に対しての疑問から繋がっているものであるという、コンテクストがどんどん喪失していく様も見た。
http://d.hatena.ne.jp/quintia/20050725/1122268832 では私の疑問に対する傍証を見つけたことを挙げただけのエントリなわけで、ここからどう流れを作ったものかとか考えている次第。

*1 コンピュータシステムと便宜上書いているけど、その系には必ず人間系が含まれていることを、セキュリティ担当者は忘れてはいけない。