2005-05-27 [長年日記]
■象は忘れない を読んだ
仕掛けは単純。読んでいくうちに、判る。
ミステリィを読むときはきれいに騙されたい方だ。途中でタネが判ってしまうと興ざめしてしまう方だ。
でも、これは面白く読めた。なぜだろう?
やっぱり、それがアガサの力なのか。静かに、忍び込んでくる、文章の力。
最後の、ミセス・オリヴァの言葉が、そっと、幕を下ろし、心地よい読後感が残った――。
仕掛けは単純。読んでいくうちに、判る。
ミステリィを読むときはきれいに騙されたい方だ。途中でタネが判ってしまうと興ざめしてしまう方だ。
でも、これは面白く読めた。なぜだろう?
やっぱり、それがアガサの力なのか。静かに、忍び込んでくる、文章の力。
最後の、ミセス・オリヴァの言葉が、そっと、幕を下ろし、心地よい読後感が残った――。