2005-05-14 [長年日記]
■起業バカ 再び
時間が経って色々考えていると、
世の起業本の多くには「夢を実現する」などと、それこそ夢のようなことが書いてあるが、自分のことを第一義に考えた企業に、顧客などよりつくはずもない。
の1文(p249)が、この本の論旨に一番ふさわしいと考えるようになった。(企業の部分のボールド修飾は私によるもの)
起業する前は1個人なのだが、起業した後は「企業」なのだ。
「個人」に属する夢と、起業の結果として生まれる「企業」の間には、深い深い溝があるということを、この本は告げているのだ。と思う。
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