2008-03-09 [長年日記]
■学校教育の旧態依然とした画一性を打破せよ!
というお題でいつか書いてみたい。
というのは下の記事で笑ったから。
産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センターの高木浩光主任研究員は、「これまで文系のセキュリティ屋がお経のように唱えてきた『パスワードを定期的に変更せよ』とかいう対策は何の防御策にもならない。ユーザーは、ソフトウェアを常に最新のものにして、マルウェアを誤って実行しないよう注意するしかない。安全なファイルの開き方を学校教育で教えるべきだ」と話している。
高木浩光@自宅の日記 - 朝日新聞の記事を真っ当な内容に書き直してみた
■購入した人のお金はどこへいくのか?
以下、本来は「引用の引用」という形にしないといけないのだけど、「本来の引用先」を明に示せないので単純な引用の形にしてます。
コンテクストを混乱させるかもしれないのですがご容赦を。
日本の音楽業界特有の言葉に「(ミュージシャンを)食わせている」というのがあって、日本ではスタッフがアーティストを食わせている。しかしアメリカでは逆で、アーティストがスタッフを食わせている。アーティスト自身が、マネージメントやライツ関係やその他いろいろなスタッフを雇用している。
ヒートウェイヴが敗北的な和解、送信可能化権はソニーが所有 - *mohri++
さて。
この話を聞いてふと思いだしたのが薬の値段。
薬屋に行ってよく観察すると、テレビCMでよく名前を知っている薬のそばに、同じ薬効成分・分量でしかし値段が安い(もしくは量が多い)薬があったりします。
そんなとき「テレビCMでよく名前を知っている」方を選ぶ人もいるでしょう。
でも、表記されている薬効成分・分量は同じ。
ではこの値段の差は?
……広告料。
その値段の差が、テレビ局を、広告会社を、制作会社を、CM出演者を、プロダクションを「食わせている」わけですな。
■名前のアイデンティティについて最近考える
サイドバーに書いてあるけど、私のネットワーク上のアイデンティティ、つまり id は quintia にしている。
元々ははてなidだけどこれは今も生きていて、写真を貼り付けているページからフォトライフに飛ぶのでそれは確認できると思う。
これが Web 上の id として、つまり私を指す唯一に認識可能な識別子として使えるか?
とりあえず、日本ではなんとか使えるっぽい。
2000年前後に quintia を id としていた絵師の方がいらっしゃるようなのだけど、それからもう使われていないようなので、現時点ではなんとかなる。
なんかすごーく適当につけたわりにはユニークに機能した。
ずっと後になってから調べたのだけど、ちょっとびっくり。
世界では?
どうにもならない。一般名詞であって id としては全然駄目(MSやAppleのCEOぐらい有名になれば別だろうけど)。
で、本名。
漢字はというと、実はネットニュース時代にたくさん書きこみを残している私と同じ漢字の方がいて、それらがけっこう引っかかってくる。
ても読みは違う。
私の場合漢字よりも読みの方が特徴があるのだけど、じゃあ全部ひらがなにして検索すると……全然駄目なのだ。全然違うものの"途中までの文字"に一致してしまう。
読みの方が特徴があるのでそちらに愛着があるが、そちらでは駄目。
さすがにネットニュースの時代も過ぎ去り、先の方も実名での発言もされていないようで、もし"いかにもid"ではなくて"名前らしい"識別子を使う時が来たら……、漢字を使うかーとか考えていたり。
でも読みと組み合わせると、きっと日本でもユニークか、1〜2人いるか? というぐらいの珍しさになってしまうので抵抗もあったり。
漢字は本名。読みを変えるか。
それとも逆か。
あ。苗字は漢字で名前はひらがな?
とか思ったけど実際書いてみると字面がいまいち。
はい。どうでもいい話でしたね。