2008-03-07 [長年日記]
■Eclipse 復活
JVM terminated. Exit code=-1
というエラーで起動しなかったEclipse。
いつのまにか、eclipse.ini の、
--launcher.XXMaxPermSize 256m
が、
--launcher.XXMaxPermSize 256m
になっていたせいだった……。
分かってみれば馬鹿馬鹿しい原因だけど、なかなか気がつかないもんだなぁ。
■パッケージシステムの適用が「開発中断」って
IT業界の人とか、ユーザ企業のIT部門の人じゃないとピンとこないんじゃなかろうか? と疑ってしまうのだけど、逆にピンとこないからこそスルーしてしまうんだろうな。
パッケージシステムを導入している企業で相反する要求があったりすると、どちらかはカストマイズ(改造)による対応をするか、あるいは両方ともカストマイズするか、ということになる。
それがソースコードレベルにとどまっているうちはまだいいのだけど、データベース構造の層まで入り込んでくると手に負えなくなってくる。
このフラグによって使うテーブルが違います、とかカラムが違います、とかになったり。
それならまだマシな方かも。
第1正規形さえ満たしていない構造になっちゃったりすると怖いね〜。
via
(追記)
このエントリを思い出した。強調部分は私によるもの。
リプレースするときに、この問題を根本的に解決するには、"仕様そのものを見直します"、"以前のものとは違うものです"ということをお客様に納得させなければならない。
だけど、それが難しい、あるいは"とてもそんなことは言えない"という心理になっていて最初からそんなこと考えもしていないのか。
しかし、数年もかけて運用してきたと言う事実はある。
つまり、色んな業務フローに対するバグフィックスや機能追加を重ねて、安定稼動したシステムになったのだ。それらを捨ててスクラッチで作り直す時、過去のノウハウも全て捨ててしまうことと同じ。
プログラマの思索: システムのリプレース案件が最も危険な理由
お客さんから見れば、既に動いているシステムがあるのだから、仕様ははっきりしているでしょう、と思うだろうが、肝心のシステムは中身が全く違う。
運用していくうちに、バグフィックスや機能追加で、恐竜のように馬鹿でかくなった中身は、最新のオブジェクト指向言語で、同じようにたくさんのバグフィックスを重ねて積み上げたものに変わる。
同じソースコードの断片は一つもないはず。
要点は、何千人年の仕事が今のWordやExcelには費やされてきたのであり、これらのアプリケーションの完璧なクローンを作りたいと本当に欲するなら、あなたは何千人年を費やさなくてはならないことになる、ということだ。ファイルフォーマットは単に、アプリケーションがサポートする全てのフィーチャーの簡潔なサマリーなのだ。
Joel On Software私訳
■鉄腕バーディー 18
バーディーの存在が主要人物の多くと接触した以外、エピソードとして必要だったかな? と感じた。
まぁ、アクションは読んでいてそれだけで楽しいけど。
あと"ネットワーク"の状況とかにもちょっと触れられていたか。
■クロサギ 18
巻末の解説のページに"本来の談合は一種の無尽であり"と書いてあるのだけど、"無尽"ってどれだけの人が知っている言葉なんだろう?
私はこの言葉を目にしたのは、これでたったの2度目なんだけど。
クロサギを好んで読むような人は普通に知っているのか??
本編は面白かった方だと思う。
考えてみると白石って、レギュラーのシロサギの中で唯一"微笑んでいる表情"をするんだよな。しかもかなりのシーンで。