2008-02-25 [長年日記]
■火事場プロジェクトの法則
よい!
これは人に薦められる本だ。
前半は、プロジェクト(やチームや部や課)を客観的に判断するためのリストになっている。
- Bird View
- Communication
- Emotion
- Feedback
の4つのカテゴリについて、チェックリストが並ぶ。
チェックリストは、個人(メンバ)からの視点と組織からの視点に、設問が分かれている。
どちらに答えるかは読む人次第。この点1つとってみても、この本の俯瞰性の高さ――Bird Viewという観念へのコミットメントの高さが分かる。
はっきりいってデスマーチの最中にあって、この部分を読むと痛い限りである。
で、読むのをとめていたわけだ。
今、ちょっとプロジェクトから離れたのでこの本を改めて読んでみると、後半部分が全然違う内容になっていることに、遅まきながら気づいたのだった。
筆者の経験・体験が長く語られている。
身に覚えがあること、"それはあんまりだ"と開いた口がふさがらないこと、さらにそれを通り越して笑うしかないこと。
結局、会社を去ることになるのだけど、そこまでの間に、去り際に、(会社から)自由になった後で、筆者が何を考えどう行動したか。
巧みな語り口だと思った。
読ませてくれた。
ひるがえって自分は? と刃を突きつけられた。
本屋で、前半部分だけを見て棚に戻してしまった人は、是非もう一度手にとって後半部分を見て欲しい。前半部分だけでこの本を判断してしまっては勿体ないと思うのだ。
■tDiary2.0.0
動作に問題は無くなったけど、今の2.1.3と比べて明らかに遅い(家のマシンで)。
ここで何を調べていいか判らない。
実地経験が無いのが痛いなぁ。> Ruby
とりあえずリリースノートを全部読むか。
追記
あ、納得した。
比較的アクセスが少なくて、すぐに対応できる土曜日の朝あたりが移行するのにちょうどいいかな……。