2008-02-15 [長年日記]
■ Firefox OpenSearchFox add-on で 検索結果の言語を制御する
私は普段、Googleのサイトを"UIは英語、検索対象は日本語"という設定で利用している。
なぜかというと、UIを日本語にするとそれに引きずられて、"ウェブ全体から検索"を選んでも日本語サイトが上位に混じってくる。
それが嫌なのだ。
IT関係という仕事がら、検索語が英語だということは多い。
大抵は問題ないのだけど、本当に英語での情報が欲しい時がある。
そんな時に日本語の情報が混じるとイライラするのだ。
で、その解が、最初に書いた設定。
UI を英語にして、検索対象を日本語にしておく。
最初の検索は日本語サイトが対象。英語での結果が欲しかったら、"Search the Web"の方にチェックを付けて検索する。
"Search the Web"は、日本語UIでいうと"ウェブ全体から検索"にあたる。
結果はこんな感じになる。
そのあたりをスッキリさせる手段を見つけた。
追記(2011/06/29)
現在であれば、このAdd-onを使う。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/add-to-search-bar/
Firefoxの検索バーに、設定を追加する add-on である。最初にこれをインストールする。
すると、フォームのテキストボックスを右クリックすると"検索エンジンへ追加"という項目が現れる。
これだけでも結構便利で、サイトの作りにも依ってしまうものの自分がよく使う検索エンジン、検索条件をあらかじめ用意できる。
ちょうどよい説明ムービーがあったので貼っておく。
(もう無いので削除済み)
それ以外にも、htmlの知識があれば、form要素を記述して検索可能なファイルをローカルに作れる。それで登録すればいいのだ。
で、本題の検索対象の言語を厳密に分ける方法はこんな感じ。
まず、検索用のhtmlを用意する。
<title>Google.com(the Web)</title> <form action="http://www.google.com/search"> <input type="hidden" name="hl" value="en" /> <input type="hidden" name="lr" value=""> <input type="text" name="q" size="31" maxlength="256" value="" /> <input type="submit" name="btnG" value="Search" /> </form>
これが、"ウェブ全体から検索"にあたる。
<title>Google.com(ja)</title> <form action="http://www.google.com/search"> <input type="hidden" name="hl" value="en" /> <input type="hidden" name="lr" value="lang_ja"> <input type="text" name="q" size="31" maxlength="256" value="" /> <input type="submit" name="btnG" value="Search" /> </form>
これが"日本語のページを検索"にあたる。
このファイルは、
http://materia.jp/blog/demo/searchgl.html
http://materia.jp/blog/demo/searchja.html
に置いて、上記URLにアクセスすればよい様にしておいた。
あと、アイコンで区別出来るようにしておきたいので、それらも用意した。
http://materia.jp/blog/demo/favicon-google.ico
http://materia.jp/blog/demo/favicon-google-en.ico
の2つ(Googleのfaviconを持ってきて改変したのだけどいいのか? という疑問はあったりするが)。
("ウェブ全体から検索"といいつつ"EN"という文字を追加しただけだったり。まぁ、私は英語がメインなのでそれが判る様にしておいただけの話で、絶対必要なことじゃないのでご容赦を)
あとはこんな感じで検索エンジンに登録する。(Firefoxが英語版なのはご愛敬)
http://materia.jp/blog/demo/OpenSearchFoxDemo.html
あえて"英語UIで日本語サイトを検索"の設定も追加したのは比較のため。
英語サイトの方を重点的に検索したいのに日本語サイトが混じるのが嫌な人は、"Search the Web"の方だけを登録しておけばいいと思う。
こんな面倒なことしなくても、簡単にできる方法はあるんだろうなぁ……なんてことも思うけど。
まぁ、よしとするか。
余談。
言わずもがなではあるが、
<title>Google.com(ja)</title> <form action="http://www.google.com/search"> <input type="hidden" name="hl" value="ja" /> <input type="hidden" name="lr" value="lang_en"> <input type="text" name="q" size="31" maxlength="256" value="" /> <input type="submit" name="btnG" value="Search" /> </form>
というhtmlから設定すると、"日本語UIで英語サイトを検索する"こともできる。
でも……、
なんでこうなるの?
追記
参考にしたページを書いていませんでした。
Firefox
fxで、文字を選択し 右クリック > 〜をGoogleで検索 という便利な機能がありますが、これを自分流にカスタマイズするにはどうすればいいのでしょうか?
http://q.hatena.ne.jp/1202330334
■サイトの去り際も格好よく
元ニュース。Couchville っていうサービスが deadpool というサービスに join したよ。という話題。企業の吸収とかが絡んでいるのか分からないので join はあえて訳さないで書いておく。
本題。
終了ということになった、Couchville というサービスのサイトが今どうなっているか。
格好いいじゃないか。
■みんな知っているはずなのに考えない/想像しない、そんなこと、どこにでも転がっている
天然由来とか自然由来とかうたっている商品がありますが、万物は天然由来・自然由来に決まってんじゃんと思います。
http://q.hatena.ne.jp/1203049392
「万物は天然由来・自然由来」なんて話を大きく広げる必要なんてない(ネタとしての効能はまた別の話だけど)。
フグやマムシやヤマカガシやコブラやサソリやヤドクガエルやウナギが持っている毒とか、アスベストとかが自然由来・天然由来であることは、普通知っているでしょ?
"100%植物由来成分"という言葉を見てなんか安心してしまっている人が仮に実在しているとしても、ウルシやトリカブトやジギタリスやベニテングダケやスイセンが毒を持っていることを――そしてそれらも"100%植物由来成分"なことをその人は知っているはずでしょ?
自分の中にある別々の知識/認識/感覚が矛盾していても想像力というものが働かなければどうとも思わないというただそれだけの話。
「天然由来とか自然由来」にまつわる話は、そんなものの「ただの一つの例」でしかない。
そういうこと。
追記
あ、ケシ(大麻)を入れるんだった(マリファナになる)。
「なんか安心してしまっている人」は「絶対の信頼をしてしまっている人」の直し損ね。でもすっごく皮肉っぽい文章になったけど、これはこれでいいかと思って放っておいた。
■Q.E.D. 29
ここで「ポアンカレ予想」が出てくるとは。心の準備(って何だ?)がまだできてなかったよ。
このエピソードは面白かった。
「ポアンカレ予想」は難しいけど、本編での「金庫の移動」のトリックとも、「男の職業」という一種の叙述的なトリックとも、うまく嵌った感があってよかった。
もう一方。
トリックはまぁまぁ。
どうやって犯人を追い詰めるか? の点でちと苦しい様な感じもする。がしかし、目新しさも同時に感じたのでま、いいか。
■お先に
後の方のコメントのために手札としてキープしているんじゃないかと思ったので先に晒してみた。