過去の日記

2007-01-21 [長年日記]

あしたも嵐! [comic]

キャラの突き抜けっぷりが足りない様な。読む順番間違えたかな。

あしたも嵐!(バンブー・コミックス)

  • 作者: 小笠原 朋子
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売: 2006-11-18
  • ASIN: 4812465281
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

ソフトウェア開発の潜在的な矛盾 [etc]

人は変化を嫌う。
システムを刷新し、新バージョンを入れる。
「○○が無くなった」
「△△の仕様が変わった」
「××が追加になったが判りづらい」
否定的な評価や意見――あるいは単なる感想――を聞く羽目になる。良くなったところをわざわざ褒めたりしない。それよりも、○○が無くなったこと、△△の仕様が変わったことの方がより重大なのたから!
仕方がありません、じゃあ前のバージョンと同じ様な動作をするような△△に設定項目を追加しましょう。あるいは――確かにその通りです。○○を新しいシステム用に作ります。


……人は変化を嫌う。
新たなITシステムは経験者を初心者にし、時間を掛けて得た「もの」を破棄せよと迫る。
だけどIT業界は、旧来のシステムを残しておいてもらっては、困る。古いシステムについて経験のある技術者を留めておくのに、どのぐらいの人件費を使うだろう? その技術者を新しいプロジェクトに投入できたら、新しいプロジェクトはどれほど楽になるだろう? と虚しい皮算用をする。


5年も経てば、OSが変わる。
曰く、

あなたのところでお使いのシステムは Windows NT 4.0 Server で動いています。もし今後思いもよらない問題が発生しても、私どもの所では調査ができません。
新しいサーバOSに乗り換えればそのような心配は無くなります。つきましてはシステムの方もバージョンアップしておりますので、そちらに移行する必要があります。

そして、謎の質問が発せられる。

そのバージョンアップしたシステムは、前のものと同じ様に使えるのか?

やはり、謎の答え。

もちろんです。古いシステムと同じ感覚で操作できます

……ならバージョンアップする意味は何処にありや??


古いもので十分に間に合っていたとしても、常に新しいバージョンを買ってもらわないと立ちゆかない、そんな業界。