過去の日記

2007-08-19 [長年日記]

伯爵の血族 [novel]

伯爵の血族 紅ノ章 異形コレクション 37

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売: 2007-04-12
  • ASIN: 4334742319
  • メディア: 文庫
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テーマがテーマだけに、どれもみな力作。
大体これまでは一つ二つ突出して《好き》な作品が決まるものだけど、今巻はそれがない。どれをとっても《良い》。
見事。

名前の読み方 [etc][news]

同じニュースなのに、

名前の読み仮名は戸籍法には定めがなく、法務省は「漢字からおよそ連想できない読み仮名は再考を促すよう各市町村にお願いしている」という。

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の部分と、

法務省によると、戸籍法は使える文字を同法施行規則で常用漢字、人名用漢字、カタカナ、ひらがなとしているが、読み方には言及していない。同省は「読み仮名が不適切というだけで不受理にするのは法的根拠に乏しく、できないのではないか」としている。

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の部分がちょっと変。
「再考を促す」ことはしても「不受理」にはするなってこと?


「漢字からおよそ連想できない読み仮名は再考を促す」ってのも一見問題なさそうでいて妙なことなのではないか。
私の名前は、"漢字を最も素直に音読みする"のが正しい(というのはつまり親が付けてくれた)読み方なのに、一発でそう読んでくれる人は少ない。
無理に訓読みしたり、濁音を追加して読む人が圧倒的多数。
こう読むんですよと言えば納得してもらえるとはいえ、この状態は「およそ連想できない読み仮名」とあまり変わりがないんじゃないかと(大違いだと言われればそれまでだけど)。


で、うちの子は反対に"正しい漢字の読み方ではないけど誰も気がつかない"、あるいは"指摘してくれない"当て字だったりする。
本当はそうは読まないと知っていたけれど、でも誰も正しく読む人もいないだろうと思ってつけたわけだ。
実際、本当の読みじゃなくて当て字なんだと説明すると、大体の人はそうなんですか? という反応をする。

役所の人が"この読みでよろしいですか?"と確認してきたのは、後から考えると正しい読みを知っていたからなんだろうな。
あとディズニーランドに行ってオフィシャルホテルのチェックインをした時に、担当の人が正しい読みをしてくれたのはさすがだ、と思ったなぁ。「それで○○と読みます」と答えることになったけど。

つまり「漢字から簡単に連想できるが間違い」な読み方なのはいいのか? とも思ったり。