過去の日記

2006-12-16 [長年日記]

小学生の遊び編 とか面白そう [game]

よくまとめられているなぁ。


DCはなぜWindowsCEを搭載したのか?
とか
DCのネットワーク機能の失敗→DSでは最初は"無い"と同じぐらいの態度で、対応ソフトの発表で徐々に徐々に浸透させていく戦略
とか
PS2+ネットワーク,PSXの失敗はPSP,PS3に活かされているか?
とか
そんなネタを思いついた。

SCEと任天堂の「いつか来た道」 - FIFTH EDITION


こんな感じで、「小学生の遊び」編を書いたら面白そうではある。
が、問題は、人は皆中学生になると小学生を卒業する(当たり前だ)ので、キッチリ追いかけている人は(当事者以外では)少ない、というあたりか。
……書けるかな?

4つの円で完全なベン図を書けない理由 [etc]

4つの円が重なったベン図でなるべく美しいものを探しています。宜しくお願い致します。
http://q.hatena.ne.jp/1166062633

回答が開かれない気がしてきたので(私が忘れないうちに)書いておこうかしらん。


2つの円の接点の数を考えます。0個,1個,2個のいずれかです。3個になることは決してありません。
3個の円による完全なベン図を考えます。
便宜上「完全なベン図」という表現をしています。n個の図形による「完全なベン図」とは、空間を\(2^n\) に分割するベン図である、ということにしましょう。
今3個の円により空間は\(2^3=8\) 個に分割されています。


ここに4個めの円を加えます。
すでにある3個との円との交点は、どうがんばっても\(2\times3=6\) 個まででしかありません。
付け加えた円を想像します。中に3個の弧があって、円周上に6の交点がある状態を描いてみます。

円周上の6個の点は、円を6個に分割します。
したがって、4個めの円は、どうがんばっても領域の分割数を6個増やすことしかできません*1


さて、元々3個の円による完全なベン図は8個の領域を持っていました。
もう一つ図形を書き加えて完全なベン図であることを保つには、8個の領域を16個に増やさなければなりません。
先に書いたように4個めの円は分割数を6個増やすことしかできないので、分割できない領域が2個残ることになります。
ゆえに、4個の円で完全なベン図を書くことはできません。
終わり。


追記
4状態以上のベン図を作りたいときは、長楕円などを使うといいですよ。

リンクフリーって? [etc]

リンクフリーについてのアンケートです。
http://q.hatena.ne.jp/1166272119

結果が楽しみではあるが、先にトラックバックをとばしておく。
この検索結果を見てほしい。

"リンクフリーです" "リンクは*お願いします" - Google Search

1位は(多分)この日記の過去エントリか、近い将来にはこのエントリ自身だろう。
しかーし! 2位以下のページ群をとくと見よ!


追記

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://q.hatena.ne.jp/1166272119

id:gebet さんのコメントに
はてなのシステムは「常に」恣意的な選択肢しかありません。そもそもこのシステムを「アンケート」と呼ぶべきではないでしょう。(追記)質問者の無意識・無自覚な偏向が作ってしまう恣意的な選択肢よりも、自覚的に恣意的な選択肢を用意したんですよと匂わせている方がまだマシかと思ったのでした。
id:kanimaster さんと id:kana-kana_ceo さんのコメントに
私も「リンク無料」に一票いれるでしょう。ただし、その選択肢が存在していれば、ですが。はてなでは、選択肢が無いので回答しなかった人、を考える必要があるので 1/4 という数字はどうでもいい——意味がないでしょう。


ここでは、あらかじめ限定した選択肢を与えることで思考の幅を狭めてしまうという手法を意図的に使っています。
上のgoogle検索でこんなに件数があるのか! と単純に思ってしまった人は危険です。
せめて、"リンクフリーです"という単純なフレーズ検索の結果も一緒に見ておくべきです。


ところで。
後者を選択した人は、

  1. 本気でそう思っている
  2. 自身はそう思ってはいないが世間的にはどうもそうらしい、と判断している
  3. ネタとして

の3種類ぐらいに分類できるのかなぁ、と考えていました。


追記

1位は(多分)この日記の過去エントリか、近い将来にはこのエントリ自身だろう。

大外れであった。


質問者の無意識・無自覚な偏向が作ってしまう恣意的な選択肢よりも、自覚的に恣意的な選択肢を用意したんですよと匂わせている方がまだマシかと思ったのでした。

これもちょっと(今となっては)違和感が。
2番目の回答を選ぶのに心理的な障壁が高くなるように、あれほどに恣意的に文を用意したにも関わらず、結構な票を集めたことにびっくりした。
の方がよいか。

*1 ちなみに、6個の領域を12個に分割するとは限りません。この図では2と4が同じ領域で、つまり元々1つの領域を3つに分割しています。