2008-10-19 [長年日記]
■偶さかにして奇
なんとなーく、買ってあった
の一つめの章を読んだわけですよ。
そしたら三つの骰子(サイコロ)が出てきたわけ。
で、もう一つ読み進めると舞台が中国。そしてまた三つの骰子がでてきた。
そうなるとこう思うわけだ。
投骰法で八卦(はっか)*1でも出しているんだろうか?
と。
なぜかというとここ最近、暇があると
をめくっていたせい。この小説では六つの骰子を振って、之卦(六十四卦と爻変)を出すという筮法をやっているのだ。
だから三つの骰子からすぐに、八卦を出す投骰法が思い浮かんだわけ。
そしてもうちょっと読み進めてから、ふと気がついてカバーの裏表紙を見ると、
事件は易による見立て殺人の様相を呈してくる。
って書いてあって。
まぁこれは象であって、そこに意味を見いだすのは自分自身なのだけど。それにしても。
なんて奇遇な符合をするんだこれは。
と頭をかかえてしまった。
*1 ATOKだと"はっけ"じゃないと出てこない。