2008-05-14 [長年日記]
■オイレンシュピーゲル肆
あいかわらず過酷な状況だな。
「三人で一頭の獣だ。互いが頭であり、目であり、手足だ。やるべきことのために互いの盾になる」
文字通りではない。三人で一つの集団ではありながら、一つの場面に三人が揃うことは少ない。
三者が三様の闘いをする。
けれど、それゆえに、それぞれが場合に応じて頭になることもあれば目になることもあれば手足になることもある。
その振る舞い方には恐れ入る。冲方 丁、恐るべし。
「スプライトシュピーゲルIV」はカミさんが読んでいる。
待ち。
■ゴーレム100
正しくは「\(ゴーレム^{100}\)
」である。
よくぞ訳した。
よくぞ刊行した。
まさに名作。
高尚にして通俗。
重厚にして軽薄。
文学的にして視覚的。
未来的でいて現代的。
アシモフを読んだ時は、「本当によいSFは古びないものだなぁ」などと思いつつも、ガジェット的には古さを感じずにはいられなかった。
が、ベスターは「本当に30年も前に書かれたものなのか?」と疑ってしまうほどだ。
ただ……、この本の本当の面白さはあと2回ぐらい読まないと味わえないだろうな。それはきついなぁ。とか思ったりもする。
■暗号の実装
ほう。珍しい。
(BK1内容説明より)
実際にプログラムを作って動かすことにより、アルゴリズムを体感しながら暗号技術の基本を学ぶ本。公開鍵暗号RSA、共通鍵暗号AES、ハッシュ関数SHA−1などを解説し、miniSSLのサンプルプログラムを提供。
■Rubyのdo-endと、Javaの無名クラス
あ、なるほど。abstract メソッドを実装した無名クラスが、Ruby の do-end ブロックの様に振る舞う、
This class's syntax is modeled after the
activeobjects: Subversiontransaction * do ... end
syntax provided by Rails's ActiveRecord ORM.
ってそういうことか。
new Transaction<Object>(manager) { public Object run() { Account a = getEntityManager().get(Account.class, 1); Account b = getEntityManager().get(Account.class, 2); a.setBalance(a.getBalance() - 1000); a.save(); b.setBalance(b.getBalance() + 1000); b.save(); return null; } }.execute();
ふむ。冗長であるが、確かに同型っぽい。(あくまで"っぽい"だけど)
via
なんという変態テクニック。Transactionクラスの完全なソースはこちら。
2008-05-13 - marsのメモ
■暴力的ゲームは子どもに影響……するわけねー!
むしろ、マリオカートとかの方がよっぽど暴力的になるぞ(一時的になら)。
もちろん、暴力的なゲームを数時間プレイした後に遊び半分の攻撃性を見せた子どもも中にはいたが、武道アクション映画を観た後の子どもが見せる反応と同じレベルだった。
暴力的ゲームは子どもに影響なし--ハーバード大心理学者が調査:マーケティング - CNET Japan
■はてなリング停止っていつ撤回されたんだ?
普通に使えるし、サービス一覧にもあるし。