2007-06-19 [長年日記]
■私のマシンだけSubversionが重かったワケ
httpを使うレポジトリなのに、Google Desktop の除外URLに指定していなかったから。
なのだろうか?
■プロジェクトマネジメント・プロフェッショナルとPMP PMBOKとPMBOKガイド
まずは書名になっているプロジェクトマネジメント・プロフェッショナルの話。
ここを読もうと思った人ならば説明するまでもないかもしれないが、"プログラムプロジェクトマネジメント・プロフェッショナル"はプロジェクトマネージャーの認定プログラムで、普通は頭文字でPMPと呼ばれている。
ここで書名をPMPとしなかったのは歴とした理由がある。
p13
開発研究職であっても営業職であっても、あるいは企業経営者であっても「プロジェクトの真の成功のために何をすべきか」という貢献に焦点をあわせ、その責任を果たす人を「プログラムプロジェクトマネジメント・プロフェッショナル」と呼ぶ。PMIの認定資格であるPMP(Project Management Professional)は、その必要条件の基準を提供するが、PMPの資格保持者がすべてプログラムプロジェクトマネジメント・プロフェッショナルとは言えない。
その意味で区別して使っている。
つまり、プロジェクトマネージャーではない人であっても、この本の対象読者として想定されている。
あるいは、むしろ、普段PMBOKに縁がない人ほど読むべきなのかもしれない。
さて、今、何気なくPMBOKと書いたけれども、この言葉もこの本での捉え方は通例のそれとちょっと違うかもしれない。
p129
PMBOKとPMBOKガイドは違う。PMBOKというのは、プロジェクトマネジメントの知識全体のことを指しており、この中にはいわゆる「暗黙知」のような概念も含まれる。PMBOKガイドは、その一部を「形式知」化したものである。
もうこの部分だけで、目から鱗が落ちる思いだった。
普段PMBOKと言う時は、PMBOKガイドのことを暗に指していたのではなかったか。PMBOKガイドをぺらぺらと捲った時に感じた「まさにガイドライン」という感覚・イメージは、ごく表面的な捉え方でしかなかった、と。
決断と判断。
マネジメントとコントロール。
リスクと前提条件。
論理と知覚。
スケジュールと時間。
問題とリスク。
様々な概念が、渦を巻き、"自分の中"へしまいこまれた。
さぁ、次は、"自分の行動"を通して、それらを外へ外へと"出す"番だ。