2007-05-08 [長年日記]
■数学ガール非公式予告フラッシュ
http://materia.jp/demo/girlpreview.html
結城浩さんの『数学ガール・ミルカさんとテトラちゃん』の予告フラッシュなんてものを作ってみました。
非公式の冠がついているのは私(id:quintia)が作ったからであって、公開にあたっては結城さんの許可を得ています。
をある日見つけました。
FLASHの作成ソフトとしては割安です。
どの程度のことができるんだろう? という興味から購入。
もっとも、FLASHの様なものを作った経験がなく、最初から高い目標を持つのは無理。
まずはテキストアニメーションに的を絞って触ってみました。
ほぼテキストの登場と退場のエフェクトだけで作ってます(オブジェクトの移動を使ったのは一ヶ所だけ)。
音楽を選び、テキストを選び、配置し、エフェクトを選び、パラメータを調節し、タイミングを調整し……、で、これができました。
次はオブジェクトの移動がテーマでしょうか。
このソフト、「スクリプト」を持たないのでインタラクティブ・コンテンツを作るのは無理ですね。
今回の様に、アニメーションをお手軽に、と割り切った機能になっています。
追記
Amazon取り扱い始まりました。
■数学クイズ 5 5 5 1 24
アクセス元に、「数学クイズ 5 5 5 1 24」という検索が。
答えは多分、
\((5~-~1~\div~5)\times~5~=~(5-\frac{1}{5})\times~5~=~(\frac{25}{5}~-~\frac{1}{5})\times~5~=~\frac{25-1}{5}~\times~5~=~\frac{24}{5}~\times~5~=~24\)
だろうな。
see also
■レベル3
素晴らしい『時間怪談』がいっぱい。
時間怪談のお手本と言ってもいいぐらいの、レベルの高さ。
もちろんそれ以外のPHANTASY(by 井上雅彦)も素晴らしいが、けれど、一篇を選ぶならやはりTT(タイムトラベル)ものの究極のテーマをタイトルにした"Second Chance"(第二のチャンス)だろう。
列車との接触事故でボロボロになってしまい、誰も見向きもしない古い車をレストアする主人公。
その事故で車に乗っていた人物は亡くなったという。
もうその時点で、タイトルの「第二のチャンス」が列車事故にまつわることだろうな、とこちらとしては想像してしまうわけだ。
中盤、果たして、主人公が車ごと過去にさまよい出てしまう。その部分の描写が、すごくよい雰囲気。
ところが、さぁ何が起こるかと思って読み進めると、そのシーケンスがあっさり過ぎてしまった。
おや? と思っているうちに終盤になり……。
TTものである以上に、この話が畏るべき『時間怪談』であることが明らかになり、「やられた……」と脱帽してしまうのだった。
おまけ。
一巻 p259
――駄目よ、そんな分類法じゃあ!
――どうして?
――本質的じゃないもの。作品の発表年代とか、時代区分とか、時間移動手段とか、旅行先で起きた事件の種類とか……コージン、あなたどう思って? いいえ、いうまでもないわ。あのですね。涼くん、分析部門は日帰り旅行の予定表づくりではないのよ。
――そ、そりゃそうだけどさ。
――だったら! 卓人なら分かるでしょ? TTにおける最重要観念といえば? なにゆえ人はTTを夢想し、希求するの? TTの何が、私たちの魂をこんなにも揺さぶるの? さあ、答えは?
しばらく考えてから、ぼくは答える。響子なら確実に満足するだろう簡潔な惹句を。
――『二度目の機会 』