過去の日記

2007-05-08 [長年日記]

数学ガール非公式予告フラッシュ [etc]

http://materia.jp/demo/girlpreview.html

結城浩さんの『数学ガール・ミルカさんとテトラちゃん』の予告フラッシュなんてものを作ってみました。
非公式の冠がついているのは私(id:quintia)が作ったからであって、公開にあたっては結城さんの許可を得ています。


イープライスシリーズ FlashMaker2

  • 販売元/メーカー: イーフロンティア
  • 対象機種: Windows
  • 発売: 2006-03-31
  • ASIN: B000ETQQ4G
  • メディア: CD-ROM
  • amazon.co.jp詳細へ

をある日見つけました。
FLASHの作成ソフトとしては割安です。
どの程度のことができるんだろう? という興味から購入。
もっとも、FLASHの様なものを作った経験がなく、最初から高い目標を持つのは無理。
まずはテキストアニメーションに的を絞って触ってみました。

ほぼテキストの登場と退場のエフェクトだけで作ってます(オブジェクトの移動を使ったのは一ヶ所だけ)。
音楽を選び、テキストを選び、配置し、エフェクトを選び、パラメータを調節し、タイミングを調整し……、で、これができました。


次はオブジェクトの移動がテーマでしょうか。
このソフト、「スクリプト」を持たないのでインタラクティブ・コンテンツを作るのは無理ですね。
今回の様に、アニメーションをお手軽に、と割り切った機能になっています。


追記
Amazon取り扱い始まりました。

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

  • 作者: 結城 浩
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売: 2007-06-27
  • ASIN: 4797341378
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

数学クイズ 5 5 5 1 24 [etc]

アクセス元に、「数学クイズ 5 5 5 1 24」という検索が。
答えは多分、

\((5~-~1~\div~5)\times~5~=~(5-\frac{1}{5})\times~5~=~(\frac{25}{5}~-~\frac{1}{5})\times~5~=~\frac{25-1}{5}~\times~5~=~\frac{24}{5}~\times~5~=~24\)

だろうな。


see also

20051115.html#p02

レベル3 [novel]

レベル3 (異色作家短篇集)

  • 作者: ジャック フィニイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2006-09-01
  • ASIN: 4152087587
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

素晴らしい『時間怪談』がいっぱい。
時間怪談のお手本と言ってもいいぐらいの、レベルの高さ。
もちろんそれ以外のPHANTASY(by 井上雅彦)も素晴らしいが、けれど、一篇を選ぶならやはりTT(タイムトラベル)ものの究極のテーマをタイトルにした"Second Chance"(第二のチャンス)だろう。

列車との接触事故でボロボロになってしまい、誰も見向きもしない古い車をレストアする主人公。
その事故で車に乗っていた人物は亡くなったという。
もうその時点で、タイトルの「第二のチャンス」が列車事故にまつわることだろうな、とこちらとしては想像してしまうわけだ。
中盤、果たして、主人公が車ごと過去にさまよい出てしまう。その部分の描写が、すごくよい雰囲気。
ところが、さぁ何が起こるかと思って読み進めると、そのシーケンスがあっさり過ぎてしまった。
おや? と思っているうちに終盤になり……。

TTものである以上に、この話が畏るべき『時間怪談』であることが明らかになり、「やられた……」と脱帽してしまうのだった。


おまけ。

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 新城 カズマ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2005-06-16
  • ASIN: 4150307458
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 新城 カズマ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2005-07-21
  • ASIN: 4150308039
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ


一巻 p259
――駄目よ、そんな分類法じゃあ!
――どうして?
――本質的じゃないもの。作品の発表年代とか、時代区分とか、時間移動手段とか、旅行先で起きた事件の種類とか……コージン、あなたどう思って? いいえ、いうまでもないわ。あのですね。涼くん、分析部門は日帰り旅行の予定表づくりではないのよ。
――そ、そりゃそうだけどさ。
――だったら! 卓人なら分かるでしょ? TTにおける最重要観念といえば? なにゆえ人はTTを夢想し、希求するの? TTの何が、私たちの魂をこんなにも揺さぶるの? さあ、答えは?
しばらく考えてから、ぼくは答える。響子なら確実に満足するだろう簡潔な惹句を。
――『二度目の機会セカンド・チャンス