過去の日記

2007-05-22 [長年日記]

SQLite [etc]

私の場合3000件を超えたあたりでストレスを感じるようになった。いったいどうしてなのだろう。アプリケーションの問題・・・とは考えられないと感じているのだが、どっちつかずなのでとりあえずはSQLiteが遅いと決め付けるのは早計だろう。
よって・・・

続く・・・

d金魚による C/C++にてプログラミングする為のノウハウとアルゴリズムの公開とライブラリとアプリケーションの開発の過程を記す dKingyo SDK 日記 - SQLiteって遅くない?

ということで続きに期待。
部内のtracサーバはレコード件数10万件を軽く超えているので、SQLiteのせいじゃないと思う。

メモ。

素因数分解の世界記録 [news]

NTTなどが世界記録となる1017ビットの合成値の素因数分解に成功,RSA暗号の安全性確認で:ITpro

「一方向落とし戸関数」なわけだが、乗算はどのぐらいの時間で済むのだろう? とふと思って Ruby に計算させてみる。
一瞬だった。

にも関わらず、逆の計算はなんと難しい(時間がかかる)ことか。

自分の所の状況を好きこのんでさらす人もいるまい(愛南町の住民票コード流出の件) [etc]

「住民の不安を解消するため」に職員がして回る説明とは、ようするに、「住民票コードから個人が特定されることはありません」だとか、「住民票コードは行政機関以外では使われていないので問題ありません」とかいう説明なのだろうか。

高木浩光@自宅の日記 - 住民票コードを市町村が流出させても全取替えしない先例が誕生する?, 追記

この「説明」とやらについて、何か書き記している人はいないのだろうかと思って検索してみたものの、なかなか見つからない。


21日町職員が、訪れました。

お詫びと説明が「お粗末としかいい様がない。」その一言です。

他町村の人の方が、親身になって心配いただきました。

わが町の恥をさらすので、これ以上のことは申しませんが・・・。

網を使ったブログ人: 個人情報流出〜お詫びと説明

というかたがいらっしゃった。
確かにそのような心境になっても仕方がないか、と、そう思った。

論より詭弁 [book]

論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書)

  • 作者: 香西 秀信
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売: 2007-02-16
  • ASIN: 4334033903
  • メディア: 新書
  • amazon.co.jp詳細へ

「論理学*1で『詭弁』と称され『価値がない』『用いるべきではない』とされるものは、しかし日常の中では多く見受けられるものであり、これに対して『それは詭弁だ』『だからその言説には意味がない』という態度を以て接するのは間違いであり、逆に立場を悪くするだけである」というところか。


で、この本、思っていたよりも難しい。
「詭弁」とされてきた論理構造を持つ文やあるいは会話のやりとりを挙げる。
文学がどのようにして「詭弁」を使ってきたかを説明するために、荷風やドストエフスキーなども引用している。
それがいかにして「詭弁」と判断されてきたかを説明する。
そして、その上で、反論を加えようというのが筆者の意図である。

そんなわけで筆者の反論の直前までは、ちょっと教科書風なんである。
「難解」というほどのものではないが、この時点でページを閉じてしまう人もいるんじゃないだろうか? と要らぬ心配をした。


筆者は「詭弁」を定義しない。
筆者の主張は「それらはなんら詭弁と称して忌避すべきものではなく、日常的に使われているし、また使うべきである」であると思ったので、ここまでわざわざ「詭弁」というように括弧でくくって書いてみた次第。

*1 ここ自信なしだったりして……。