2007-05-02 [長年日記]
■ライトノベルの時間
著作権の保護期間が著作者の死後50年から死後70年に延長されるということは、単純に利用できるようになる期日が20年先延ばしになるということではない。
人の記憶はその20年の間にも薄れ続けるのであり、テキストは20年間の間にも手に入りにくくなり続けるのである*3。
その20年の間に、新たに「幻の名作」となってしまう作品があるのだ。
万来堂日記2nd - ライトノベルも死後50年の夢を見る(か?)
エントリを読んでなるほど、確かにライトノベル(もしくはジュニア小説)はそもそも50年もの寿命はありそうにない。
例えば、こんな名作が再刷りもされず、現時点で新刊書店から入手するのは難しいというのはどうしてか。
出版権を移動して別の出版社から出して欲しいと、常々思う。
新刊書店なりで見つけたら、捕獲してAmazonに放流したい本だ*1。
ライトノベルは実は文庫の体裁を取っている分、再刷りの判断はシビアな気がする。
レアなジュニア文庫については、
収録の「終夜図書館」に詳しい。これも傑作だなぁ。
うーん。もう少し書きたいことがでてくるかと思ったけど、全然駄目だぁ。
いったん筆を置く。
■ホメオパシー
学的に効くか効かないかの判断をする場合には、その治療方法が“どのように作用して”効くのかが判明していないといけないと考えられている方が多いような気がします。
しかし、どのように作用して*5というのが分かっていなくても、「効く」「効かない」の判断ができます。
Skepticism is beautiful - ホメオパシーFAQ
ということで(主に)二重盲検についてていねいに説明されています。
……が、ていねいなだけでは駄目なんですよね。
判っている人、あるいは判っていると思っている人は、ていねいに書かれたものをていねいに読んでくれるでしょう。
でも判っていない人はていねいな文を読みたがらないのではないか、と。
それでも、もちろん、こうやってていねいに書かれたものは大事にしないといけないですね。
というわけでリンクして紹介する次第。
*1 その方が読みたい人の手に渡ると思っているから。