過去の日記

2006-09-03 [長年日記]

なるほど [etc]

省庁再編なんかも、実体は変わっていなくて名前が変わっただけ、だとかそういうことを暗に示している、と。

雑誌の見出し:「さよなら冥王星」「追悼・冥王星」「太陽系再編」とか。
別に何一つ天文現象は起こってないのにねぇ。

檜山正幸のキマイラ飼育記 - 冥王星

ソウ(Saw) を観た でも別の話 [movie]

SAW ソウ DTSエディション [DVD]

  • 監督: ジェームズ・ワン
  • 出演: ケアリー・エルウェズ,ダニー・グローヴァー,モニカ・ポッター,リー・ワネル
  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • ASIN: B00067HCXU
  • 発売: 2005-03-11
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ね。


でもいけない。つまらん。いやこの映画のせいじゃないけど。
というのも……。

消失 ― ザ・バニシング オリジナル版 [DVD]

  • 監督: ジョルジュ・シュルイツァー
  • 出演: ベルナール=ピエール・ドナドュー
  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
  • ASIN: B00005G12F
  • 発売: 2000-01-25
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を観ちゃったからだな(DVDの邦題がなぜか『消失』になっているけど『失踪』の方がよく知られている)。

失踪 オリジナル版 を観た

カルト映画館 ホラー (現代教養文庫)

  • 出版社/メーカー: 社会思想社
  • 発売: 1995-09
  • ASIN: 4390115790
  • メディア: 文庫
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天才型サイコ犯人は、一見単なるオヤジ風だが、その相手の心理を計算し尽くした冷徹さは、レクター博士を荒唐無稽のキャラクターにしてしまう。

その通りだった。
サイコ犯人――だけど殺人犯ではないあたりが『ソウ』という映画のミソだけど――や、そいつが作り出す状況が全て荒唐無稽で、すっかり醒めた目で見てしまっている自分に気付く。


オチ――全ての事象の仕掛け人の正体――は結構気に入った。というか「あぁなるほどそいつを忘れてた、ポン(手を叩く音)」という感じ。でもだからどうだというわけでもない。
で、ラストの数カットも全然怖くない。なんでかというと、そのシーンで恐怖を抱いている登場人物に全然感情移入できていないから。そこで観る側に恐怖を起こさせたいならば、そこまでの間にちゃんと、恐怖を抱いているその人物に観客の心を寄せておかないと空振りするだけ。
その意味でも『失踪』の構成の緻密さには舌を巻く。