2007-07-29 [長年日記]
■闇電話
強く印象に残る作品は無かったなぁ。題材が難しいのかも。
『燃える電話』草上仁
タイトルで、紹介文で、怪奇大作戦を思い出してしまうのは悲しい性か。
違う意味だ、と解った瞬間が心地よかった。
逆に怪奇大作戦を知らない人の方が素直に捉えるだろう。
『十一台の携帯電話』
謎が謎として提示されないタイプのミステリ。
『ジャンヌからの電話』間瀬純子
一番のお気に入り。
多分、映画のエンゼル・ハート [DVD](ウィリアム・ヒョーツバーグ)あたりからの脳内補完あり。
追記
『よくある出来事』浅暮三分
これもよかった。美しい。「よくある」話が最後に、ゆっくりと、別の「尋常ならざる」話に変貌する様がよい。