過去の日記

2007-07-13 [長年日記]

数学ガール [book]

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

  • 作者: 結城 浩
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売: 2007-06-27
  • ASIN: 4797341378
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

数学ってのは他の分野に比べて「理解し直す」という事象が起きやすい気がする。
「理解し直す」ってのはつまり理解していると思っていたことが、別の面から見たときに「こんな意味を持っていたのか!」と驚愕したりすること、かな?

数学ってのは「正解」がちゃんとある学問だと思われていたりするのだろうか。
一つの「正解」――例えば数列の極限とか――が確かに存在していても、そこに至る道は無数にある。
その道はどれも確かに正しいのだけど、自分が知っている道以外の道を辿って「正解」に行き着いた時。
おなじ「正解」が全然違う輝きを放つことがある。

ミルカさん、「僕」、テトラちゃん。
みんなが自分の道で歩いていくのが、とても眩しい。
特に、テトラちゃんの"三角関数の因数分解"。


全然関係ない話。
knuth先生の本

至福の超現実数―純粋数学に魅せられた男と女の物語

  • 作者: ドナルド・E. クヌース
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売: 2004-11
  • ASIN: 4760126465
  • メディア: 単行本
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p142
2×π≡π+πを正当に証明できるけど、π+πを有限回の手順で計算できるとは限らないってことね。神様だけが計算を終えられるけど、人間にできるのは証明を終わらせることだけってこと。

に目眩がしたのは私。

2進数か? [news]

と思ったのは私だけではあるまい。
……きっと。

Duetによって1+1=10になる〜マイクロソフト平井氏 − @IT

素晴らしすぎる紹介文 [movie]

今週売りのファミ通。「13日の金曜日 PART4」の紹介文。

シリーズ最初の完結篇

素晴らしい。

グロリアスドーン 3 [novel]

グロリアスドーン3 少女は宵闇に彷徨う (HJ文庫)

  • 作者: 庄司 卓
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売: 2007-04-28
  • ASIN: 4894255472
  • メディア: 文庫
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庄司さんの本はどれもストーリーの構造が同じだな、と思ってしまいました。
これはいけません。
でもキャラが立っています。それはよいことです。
ティセの口調が移ってしまいました。

それは微妙です。微妙。