過去の日記

2007-07-23 [長年日記]

Advanced/W-ZERO3 [es] [news]

Xscrawlは、円盤の傾きや動きを、抵抗値などで検出しているのではないかと思われる。指でなぞると、円盤が傾き、指の下は強く接触する。この接触状態の違いが、抵抗値などの変化として検出できるのではないだろうか。ATmega8Lには、A/Dコンバータが内蔵されており、こうした検出は不可能ではない。

しくみがわかったので、操作のコツもわかった。あまり軽くなぞってはダメなのだ。カーソル用のメンブレンスイッチ(クリック感がある)がオンにならない程度には、圧力をかけつつ、「なぞって」いく必要がある。設定(ユーティリティ)にある、感度の設定は、上記の圧力検出の閾値(しきいち)を設定するものだとおもわれる。

塩田紳二のPDAレポート

コンデンサ式じゃなくて(いわば)感圧式なのかー。
あ。試用できる実機が店頭に並んでいるのかしらん。

待ち行列理論 の話 [book]

1時間あたり平均20人の客を通すことができるレジとレジ係があります。
そして1時間あたり平均20人の客がやってきます。
さて、レジに並んで待っている行列の長さの平均はどれくらいでしょうか?

とは、大学時代、待ち行列の授業の最初に出されたクイズである。

答えは「無限大」であった。
もう少し直感的に解りやすく言うなら、「(正の無限大に発散し)収束しない」だろう。括弧の中を意識から追い出してみるといい。


そんなわけでM/M/1の系の、平均待ち行列長の式自体は知っていた。
今回詳細を知りたくて――というか理解したくて本を買って読んだ。

待ち行列理論

  • 作者: 大石 進一
  • 出版社/メーカー: コロナ社
  • 発売: 2003-04
  • ASIN: 4339060739
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

本屋で探した時に、行列(Matrixの方)の棚の中に埋もれていたという悲しいことがあったけど別にどうでもいい。
このエントリの最初に書いた様な「掴み」的なものというか、まず最初に概念などを大雑把に説明して、それから詳細、みたいな構成の方がいいんじゃないか。
章立てなどもちょっと良くないかな。
少なくとも自習向きの本じゃなかったな、と残念に思うが、けれど「待ち行列」の本が見つからず選択の余地なしという状況だったのであきらめてもいる。


「実物を見る」ことにこだわらないで、Amazonで評価の高い本を買った方がよかったかしら。
とりあえず、必要だった部分の理解は得られたので読み進めるのは一休みする。

ふたりごと自由帳 [comic]

ふたりごと自由帳 (まんがタイムコミックス)

  • 作者: 小坂 俊史,重野 なおき
  • 出版社/メーカー: 芳文社
  • 発売: 2007-07-06
  • ASIN: 4832265555
  • メディア: コミック
  • amazon.co.jp詳細へ

よい。
よい、としか形容できない。
面白い、とも違う。

ストーリーもない。
強烈なキャラクターもない。
圧倒的な世界観もない。
でも、よい。

机の上に花が一輪、で始まる四コマ。胸が痛くなった。

「ガクランコンビナート」が収録されることはないのでしょうか……。