2008-09-03 [長年日記]
■クロサギ 20
「新クロサギ」への橋渡しとしては、十分に濃くて、面白い内容だった。
とりあえずの幕引きとしてはなかなか。
最終話は見応えがあった。
黒崎も棺桶に片足つっこんでまでがんばったのに、爺には遠く届かない。
自分の力の無さだけを胸に、自分の家──というか、当人にとってはただの寝床なんだろうけど──へ帰る。
それでも、彼は今まで通り進むしかない。
と強い印象を残して「新クロサギ」に続く。
■ acer の aspire one 吶喊した
まぁ、納得のキーボード。これなら親指シフトもなんとか。タッチパッドの狭さとボタンの位置は、キーボードの大きさと引き替えということで……。
不満というか、あきらかにおかしいでしょ? というのが、
この電源ケーブルの太さと長さ。ACアダプタ自体決して小型ではない*1のにこのケーブルがイタイ。
性能は、4年前の春モデルA4ノートブック(PentiumM 1.5GHz, CD/DVDドライブ外して1.6kg)とベンチマークを比較すると、CPU性能が少し劣るぐらいで、これはまぁ想定内。
メモリアクセスやHDDアクセス、グラフィクス*2は若干よい。やっぱりチップセットがものをいうか。
画素数が1024x768から1024x600に落ちたけど、代替えとしては充分かと。
■地球最後の男 一応読了
特に新版(asin:4150411557)でも不都合はない。……最後の1行を除いて。
出てくる「人」はたった一人なので、ほとんどの文で主語を省略しても意味が通じる。でも旧版はその辺を省略しないでいるのでちょっと分量が多くなっている。
あと、やはり、「古い訳文っぽい」感覚はどうしようもない。
でも「恐怖譚らしさ」というのは、時としてそういう雰囲気から出てくるもので、(新版にはついぞ感じなかった)「これは恐怖譚なんだ」という感覚がよかった。
まぁ、新版が出るずっと前にそれなりの値段で買ったものなので読まずにおくのは惜しかっただけという──。