2008-11-04 第二回Seasar勉強会 行ってきた [長年日記]
■第二回Seasar勉強会 行ってきた
とはいっても昨日の「ひがやすを飲み会行ってきた」エントリで書いたとおり、Seasar使ったことないし、使う予定もない。無職・専業主夫ですから!
それでも勉強会行ったのは成分補給(鉄ちゃんには鉄分補給という言葉があっていいなぁ)ということもあるし、人とのつながりが欲しいということでもある。なんせ他人と1時間以上一緒にいるっていうこと自体久しぶりだし。
そんなわけで、Seasarはおいておく。
これからのプロダクトである Slim3 が面白い(interesting)。
武田ソフトさんのエントリを読んでみて、ここで自分のJavaレベルを書いておくのが吉だと思ったので書く。
- Java登場時に簡単なアニメーションとか書いて遊んだ
- Javaを使った最初の仕事は、1999〜2000年ごろ。ServletとJSPで縦断検索(Vertical search)のシステム
- スタート時点ではプレゼンテーション層もServletの予定だった
- 途中でTomcat3.x登場(Servlet2.2 JSP1.1)
- プレゼンテーション層をJSPに変更
- DBは無くファイルベース
- 当たり前だけどOSSなフレームワークなんてない時代
- 自分一人で全部やった
- 他の人が作ったもの保守とかエンハンスとかいくつか
- これもServlet,JSP,JDBCが生で使われていた
- その後はアプレット(Swingベースのアプリケーション)の製品開発
- DBアクセスはJDBCを生で叩く(私はあまり関与していない)
- GUIの方向性が一般的ではなかったので、独自コンポーネントがいっぱい。マルチスレッド駆使(ここが私)
ということで、実はWebアプリケーションとしてはServlet+JSPを直に使ったことしかない! のだ。
それは選択肢がない時代だからそうなったわけでその後に来たWeb全盛みたいな時期に、アプレットベースのシステムにどっぷり漬かっていたという変な話。
(ここで『なんでServlet+JSPで開発した経験のある人をWebじゃなくて、アプレットベースのプロジェクトに入れるの?』という向きもあろうが、アプレットの奥深くまで勉強をして開発できそうな人が私しかいない? みたいな、あるいは、初物は全部回しとけ、みたいな雰囲気が)
つまりSeasarどころか、他のどんなWebフレームワークも(PHP製のものなども含めて)使ったことがなく、それらとの比較ができない。
今年になって仕事とは全然別の場面で、Rail勉強会@東北に参加して(&参加するために)勉強したぐらい。
以上を踏まえて。
Slim3 というプロダクツの方向性を聞いて思ったのは、
「今、新しいWebフレームワークを作ろうと思ったら、こういう機能は当然持っているはず」
というものに絞りこんだイメージ。
ひがさんは「Seasar2 から機能を絞り込んだ」という表現をしていたと記憶しているのだけど、私はむしろ上で書いたような印象だった。(結果は同じなんだろうけど)
さらに、それに付け加えて、
「それらをゼロコンフィグ、あるいは"設定ファイルの記述は最低限で"やれますよ」
というのを前面に押し出した感じ。
Slim3 Transaction でのJTA実装の切り替えの話。
Servletコンテナが自前のものを持っている時はそれを、Tomcatの様にそういうものが無いときは Slim3 で実装したものを使いますよ。それをクラスを検索することで自動的にやりますよ。とか。
「それはやったぞ」と思った。Class.forName(クラス名)をしてみて、こういうクラスがあったらこういう環境のはずだからこっち、無かったらこっちを使う、みたいな Factory は書いたことがある。
URL←→ActionクラスとActionメソッド
というような対応も、最初の Servlet+JSP で作ったプロジェクトで似たようなことをやった。
もちろん自分でソースを書いて。
最初のころに銘々が「必要だから自分で書いていたもの」が一通りちゃんとそこにある、という感覚。
さらにその上で「必要としていないところでフレームワークに縛られることがない」んじゃないか、という予感。
「欲しいと思うもの」が最初にそこにあって、かつ「こうしたいんだけどフレームワークの仕様で無理です」という場面が少なさそうな、そんなフルスタックフレームワーク。
というか、それってフレームワークっていうのかな? メタ・フレームワークとか、フレームワーク of フレームワーク みたいな感じか。
まぁ、Webフレームワークを実地で使ったことが無い人間の想像ということで。
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