2009-03-25 [長年日記]
■路地裏の大英帝国
マーケットプレイスの高騰ぶりに吹いた。
さておき。
「路地裏」が象徴するように、大英帝国の、産業革命の暗部に踏み込んだ(というほど大げさではないのだが)本。
歴史の教科書/授業ではあまり触れていないところだと思う。
都市の貧困層、あるいはこの時期に都市へなだれ込んだ農民層がどのような環境で働き,生活していたかが半分以上か。
それ以外にも、いわゆるメイドの仕事や変遷、
エマやシャーリーを読んで「そんなことあるか!」という感じになるわなぁ、これを読んだら。
あと、同じように「こんなメイドいるか!」となる新谷かおるの"クリスティ・ハイテンション"。読み返してみるとハウスキーパーとメイド長の関係とか一応書いてあるんだなぁ、と思った。
■アニエス・ハート
クリスティ・ハイテンションを読み直していて、2巻のおまけにでてくるクリスティの孫の名前にずっと感じていた《もやもや》の正体に気がついた。
「ジェントル萬」に出てきたのがハート財閥! それで繋がるんじゃないか? と思ったら当たってた。