2015-09-29 [長年日記]
■パインズ
記憶をなくした主人公、迷い込む見知らぬ土地、一見して温和な村人たち、やがて知る外に出ることができないという状況……。
と、まぁ、正直にいうとサスペンス的にはありがちなスタートで、オチにも特にひねりとか新味はない。
なので道中の展開の妙と、主人公に対して徐々に提示されていく「奇妙な点」を楽しむべき。
……と言いたいが、オチから考えていくと色々とおかしな点がある。そのおかしな点に対しての一応のいいわけ的なことも提示されているが、それじゃあ納得できないなぁ*1。
主人公の最後の選択こそが、一番怖いところなのかもしれない。
シャマラン監督の手でテレビシリーズ化されているのが、
で紹介されていて興味を持った。
テレビドラマは見るのがとてもしんどいので小説で読んだ次第。
確かに、ドラマにすると映えそうなお話であった。
*1 と偉そうに書いているけどちゃんと考えるとつじつまあってるのかもしれないと不安もある。